ジム・ロジャーズ 殴打され破壊された業界にこそチャンスがある：日経ビジネス電子版

下がっている時に買うことを

逆張りという。

上がっている時に買うことを

順張りという。

どちらが賢い投資か？

この問に正解はないのだろう。

コロナの影響を受けて

様々な業界が壊滅的な打撃を受けた。

航空業界もそのひとつだろう。

利益は全て吹き飛び、

巨額のマイナスをたたき出す。

投資の極意は

安い時に買って高い時に売る。

そうはわかっていても、

逆張りを仕掛けられる人は少ない。

よっぽど先読みができている天才か

または向こう水のどちからだからだ。

ダウントレンドで

経済的に攻勢をかける人も同じだ。

この時期に大売出しや

新商品、新サービスを打ち立てられれば

余程心臓が頑丈にできている人だろう。

ほとんどの経営者、とりわけ

地方に居を構えているような中小企業は

それができない。

せいぜい周りを見渡しながら

マスクを作って販売する位が関の山。

冷凍マスクまで気が回る人は1歩リード。

つまりマスク需要の高まりを受けて

マスクを販売するは、投資における順張りそのものだ。

そこにさらに冷凍マスクまで仕掛けられる人は余程のプレーヤーに限られるだろう。

その点、飲食店は触れる袖が少ないのが悩み。

そのほかの業態であればなんらかの形で

マスクを取り扱うことができるだろう。

価格は50枚で3000円程度。

もちろん大量生産せねばなるまい。

その手間と労力を考えれば

割に会うのかどうかはわかる。

だがそれでも

マスク作りをせねばやっていけないのが現実ではないだろうか。

マスクが飽和するのも

時間の問題だねえ。

それじゃあまたね（了）