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東京五輪「中止」に向けて、本気で考え始めるべき理由 | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン



中止にすべき理由はいくつもある。

もはや、開催は不可能と言っていい。来年までにコロナが全て消息するなんてどんな魔法が使われたらそうなるのか。100年前のスペイン風邪を例にとるまでもなく、感染拡大が収束するまでに(人間が新型コロナウィルスに対する耐性を獲得するまでに)、相当の時間を要するだろう。すくなくとも、1度越冬したくらいではどうにかなると思えない。そう思っている人は、第二波が秋頃にくるだろうと言っていた人達並に感染病に対する予想が甘いのではないだろうか。

 

つまり、物理的に世界中の人を1箇所に集めて密集状態を作り出すことは感染拡大防止の観点からNOだし、それを回避したとして、スタジアムのチケット代を当てにしている東京都はよしとしないであろう。もしこの記事の指摘のように、アメリカのテレビ局が放送権を持っていて、その意向に沿わなくてはならないのだとしたらそれはもうセレモニーとしての形骸的なイベントである。無観客での。もしかしたら、スポーツ選手すら、日本人以外は誰もいないような物になってもおかしくはない。先のオリンピックで見せたような日本人らしいクールジャパンを見せられれば恐らくアメリカのテレビ局は満足するだろう。つまり、そこにはスポーツ選手による四年に一度の祭典という意味合いなど、もはや存在していない。そこに競技は一切存在しえない。どんなにインターネット技術が発達したとしても、来年ではもてもじゃないが、間に合うわけがない。

 

この記事の指摘していることは概ね正しいと思う。先程もゆったが、やはり、セレモニーとして開催されるだろう。それは、日本人らしい内容であり、もしかすると、コロナウィルスに打ち勝つことを宣言するかのようなものになる可能性すらある。それを世界中の人々が見て、涙し、拍手喝采を浴びせることの出来るセレモ二ーを作り上げることが出来るのであれば……。ここまで考えてみてわたしは、いっそその方が良いと思えるのだ。つまり、From JAPAN to everywhere という発信は、まさに日本が世界に対する存在感をアピール出来る絶好のチャンス。香港が金融拠点としての存在感を薄めるなか、新型コロナウイルスに打ち勝つ日本基準を世界中にPRしつつ、裏で東京をアジアの金融拠点として宣言するなら、もはやセレモニーとして行うしかない東京オリンピックを、最大限に使わない手はない。

 

それじゃぁまたね(了)