上場企業でついに始まった、「全社員に退職勧奨」と「売り上げ97％減」 | 倒産のニューノーマル | ダイヤモンド・オンライン

会社の存続か？従業員の生活か？

当たり前の話ではある。経営者からすれば、自分の代わりに働いてくれる人達の事なんて極論からいえばどうでもよくて。自分の代わりに働いて賃金を稼いでくれるから会社として成り立っているものが利益が見込めないのならスパッとリスクを切る方が得策かもしれない。あくまで経営者視点の話。でもまあ、1度下がった価値がまたどこかで上がるかもしれないからそんなに簡単に整理出来ない。従業員を簡単に切れないいまの労働に纏わる法律がそれを難しくしている。あくまで経営者（または投資家）は、自分の代わりに働いて賃金を稼いでくれるから会社を設立したわけであって。その可能性が低ければ早々に手放すか廃業したいというのが資本主義社会のルールであろう。つまりは、はなから天秤にかけるものですらないということだ。嫌なら辞めればいいという自由は、従業員だけでなく、会社経営者にもあるのだから。では、この記事のように90％以上をリストラすることの意味とは？それは会社が培ってきた歴史やブランドを潰したくないという経営者の欲であり、プライドである。ただそれだけであって、もはやそこから利益を生み出して欲しいとかそんな事は望んでなどいないのだろう。まるで古くなったアパートを取り壊したい家主が入居者に引越しを勧告するかのように。家主はその後また新しいアパートを立てるだけだ。それならば、その経営者にしがみつこうとする労働者とはなにを思うのか。それは、変化を恐れて新しい自分のあり方に戸惑い、つい、過去の自分またはいまの看板を捨てたくないというプライド。それだけだと思う。私はその手の欲はまったくない。ないからこそ、異業種への転職をしたいと思ったし、その心は、まだ見ぬわたしの獲得にほかならない。自己投資といってもいい。賭けたのは私の人生そのもの。得られるリターンは、私自身の成長。お金をかけて自己投資するのが普通なら、お金のない私は、人生をかけて私を奮い立たせた。結果は？新しい自分を獲得している。自己投資とはお金をかけて何かを学ぶことじゃない。何かを学ぶために何かを捨て何かをがむしゃらに得ようとする気構えそのものだ。リストラされるくらいなら、自らの武器を携え、言われるよりも先に荒野へあゆみ出すべきだ。私はそう思っているし、そうしている。その方がいい。理由は簡単。誰かに言われてピンチになるとつい他人のせいにしちゃうでしょ？自分で決めてそれでピンチになっても自分が決めた道なら納得出来る。そして、がむしゃらに前に進める。それこそが、究極の自己投資。

あなたは自己投資してますか？

それじゃぁまたね（了）