ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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「近づけない、集めない」 時代を生き抜く、企業の知恵:コロナで吹き飛んだ経済効果400億円 オンライン開催に踏み切った「さっぽろオータムフェスト」の勝算――「Amazonと同じにはしない」 (1/4) - ITmedia ビジネスオンライン



集客とコロナ対策は矛盾するのか?へのひとつの答えだと思う。

わたしも集客を狙うプロモーションについて考えさせられる事が増えてきた。たくさんの人に来て欲しい。しかし、コロナ対策を考えるとそれも出来ない。飲食店、小売店は集客したい気持ちとクラスター発生という恐怖との狭間で思い悩んでいる。悩んでも答えはでない。そうしてキャンペーンの取りやめ、セールの中止。それらを告知する広告宣伝費は本部からきつく削られている……。そんななかで売上を作れと言われる現場の苦悩は計り知れない。何も作戦なしに戦場に突入されてしまう不安。この記事を見た時、最初は「やっぱりか……」と思った。つまり、リアル集客イベントのオクトーバーフェストを今年は中止とし、その代わりに立ち上げたのはECサイトである。オンライン販売というわけだ。「やっぱりか……」とは、つまり「リアル店舗はオンライン販売に活路を見出すしかないのか」という結論だ。だがひとつ学んだ視点がある。それは、InstagramFacebookの広告宣伝や、YouTube動画のコラボではない。北海道オクトーバーフェストが好まれる理由を掘り下げ、分析した結果、北海道オクトーバーフェストのらではのセット商品だと気づいたことだ。それが分かれば、リアル集客イベントという形を取らなくてもECサイトでセット商品を展開すればいい。ECサイトで展開すれば日本全国からの注文を受けることができる。もしかしたら、いままで行きたくても行けなかった層にもアピールすることができて、売上を増やせるかもしれないと、気づいた点だ。地方が生き残る最も近道は自分たちの強みを理解するところから始まる。Amazonや、楽天に劣等感を感じることなく、自分たちの商品の良さ、なぜ支持されているのかを知ればいいのだ。そしてもう1つ感心させられたのは、注文を一括で受けたこと。そして発送時期をずらして販売店の負担を減らしたことにある。それは地方の販売店の体力的な弱点への配慮。そのぶん、ECサイトは顧客へのリーチの最大化に注力する。これ以上注文が来ても困る!を前もって回避した形だろう。これなら、注文が殺到するなどして販売店が混乱してしまうことを極力コントロールすることができる。素晴らしい。さすが広告代理店勤務されていた方だと思う。翻って、地方の私たちに話を戻そう。リアル集客はやはりどう考えても難しい。まぁ地域によっては田舎にコロナは蔓延していないという共通の意識というか希望がある。そのため都心部ほどに深刻な風評被害は無いのが現状だ。ただ、観光客は見込めない。Gotoトラベルで盛況になるのは有名観光地。私たちの町は残念ながら観光地としても弱い。もともと私たちの街に住む人は街の外に出かけることも少なく街の中で暮らしたがる。それがこの極限状態にあってまだ救われた要因だと私は思う。それならば。世の中の不安なムードに惑わされることなく、私たちのエリアは安全だと断言してもいいのかもしれない。私たちの町は大丈夫、この街に住んでいて本当に良かった、という保守的な自意識をくすぐるのだ。ECサイトもいい。だがそれは現業からすればやはり今すぐどうこうなるものでもない。そして、ライバルが多すぎだ。投資に見合うリターンが望めない以上、私たちができることに専念して行くのがセオリィと言うものだろう。InstagramFacebook広告。大いに結構。広告宣伝というよりはSNSへの情報発信だが。しかしそれをしているという広告はあってもいいだろう。それはやはり紙媒体の守備範囲である。目で、手で情報に触れてはじめて拡散していく。もちろん詳しくはWebへ、というアレだ。そのことをもっともっと伝えていかねば。

 

それじゃあまたね(了)