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【衝撃】FF16ワールドマップがFF11やFF14と酷似 / さまざまなFFと世界線で繋がりか「これは期待しかない」 | バズプラスニュース



あえて似せることと、偶然似てしまうことは、戦略の違いである。

わたしはこれはまさしく前者だと思う。よしピーが散々ゆってきた、純粋な剣と魔法のファイナルファンタジーがあってもいいという発言から、今回のFF16の世界設定は、真新しい世界観ではない。ファイナルファンタジーという世界観を再定義するものだ。ファイナルファンタジーファミコンカセットとしてこの世に誕生した。その後スーパーファミコンまでに6作品。その後ハードをプレイステーションに移して9作品(オンラインも含む)発表。回を重ねる事にファイナルファンタジーという世界観を敢えて変えてリリース。いや、はっきり言おう。ぶち壊してきた、と。前作を完全に否定することから始まるファイナルファンタジーであった。今思えば奇数ナンバリングがシステム面を重視し、偶数ナンバリングがストーリー重視と言っていたのだが、それはまさにパッチを重ねる毎に進化するオンラインゲームのそれに近いものだったのだなと思う。おそらくは、大きくわけてふたつのチームが同時に開発している感じだったのだろう。前になにかのインタビューで開発を終えたスタッフは長期休暇をとるのが常だという。こう2年に1度のペースで新作を世に出してきたスクウェアスタッフだ。2チーム制でなければ務まらないだろう。いや、そうでなくて、働きすぎて潰れてしまう。まぁ本当はどうだったのか定かではないがそう予測されるほどに前作を裏切るのがファイナルファンタジーだったように思う。しかし、何度も言うように今回のFF16を取り仕切るよしピーは、原点回帰をしようとしていると思われる。原点とは何か?ファイナルファンタジーが描いてきた剣と魔法の世界である。それを描くと決めた時に、きっとよしピーはこう思ったに違いない。自分たちが作り上げてきたオンラインゲーム版のファイナルファンタジーを一つにまとめたようなファイナルファンタジーを作ろう、と。それが彼ら、FF11を手がけたディレクター、FF14を手がけたプロデューサーがタッグを組む意味であると思う。ある意味2人にしか作れないファイナルファンタジー。それが、FF11FF14、そして、イヴァリースアライアンスと呼ばれる物語群との連携だ。キャラクターのイラストのタッチを見れば想像がつく。FF12や、FFタクティクスに連なる作品であることはほぼ間違いがない。もちろん、FF14にもイヴァリースの話と直接的に関わるわけではないにせよ、関連する地域やストーリーが存在する。その話を敢えて同じ世界観に入れることで、今後、オンラインゲーム上でのコラボ開催や、その後のストーリーをオンラインゲームで補完するなどの相互作用が働くこととなり、例えFF16がファンの期待に答えられないものだったとしても、FF11や、FF14の新パッチに追加されるであろう、アライアンスダンジョンなどにシームレスに繋がり、FF16の後日譚を知りたくてFF14に参戦する人もいれば、その逆で、FF14から16に流れていくユーザーも少なくないだろうからだ。その判断はものすごくビジネス的で、抜け目がない。この辺の采配を批判を受ける可能性を考慮しつつも、自らのもっとも自信を持てる自分のテリトリーにファイナルファンタジーの新作を引きずり込もうという魂胆が見える。いや、素晴らしい魂胆ですよ?全くの別世界で描くこともできたでしょう。けれども、よしピーはそれをしなかった。1から作り上げるリスクは、FF14を再生させるときに痛いほどに理解しているよしピーである。今ある手駒からもっとも可能性の高いプランを選びとることが出来る人。それがよしピーだ。ただ、私は知っている。期待しすぎてはいけないということを。狙ってくる人だ。おそらく似せてきている。それはメッセージのようなものだ。しかし、期待したほどの…という展開もまた、よしピーにはよくある。これは非難ではない。ある意味、ここ3年ほど動向を見てきたわたしなりの感覚だ。どういう意味か?それは意図が読み切れない。こちらがああそういう事ねと踏んで進めていても、ん?となることがある。それはつくり手とユーザー側の阿吽の呼吸かもしれない。つまり。ある程度、よしピーなら、こういう感じだよねという呼吸。それがあってこそはじめて理解出来る作り方だということだ。つまり。万人受けするかといわれれば。それは必ずしもYESとは言えないところである。ファイナルファンタジーが万人受けするかといわれればそれもまたYESとはなかなか言いづらい。けれど間口は広げてきたはずだ。だれでも簡単に遊べるというテーマをどう扱うか。それがもっとも難しい問題である。つまり玄人志向なのだよしぴーは。それこそが今回ファイナルファンタジー16を作っているよしピーの最大の課題なのかもしれない。

 

それじゃぁまたね(了)