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大リストラ時代がやって来た! 日立金属、コカ・コーラ、ファミリーマート、リクシル... 上場企業の早期退職募集が2倍以上に急増(1): J-CAST 会社ウォッチ【全文表示】



リストラクションは企業の構造改革なのか?

リストラ、リストラ…そう聞くとサラリーマンである我々からするとまっさきに希望退職を思い浮かべるだろう。それはまさに辞めるのか、残るのかという二者択一を意味する。そこに会社のための構造改革という意味合いはほとんど存在しない。会社にとってわたしは必要なのか、そうでないのか。そういう自問自答をすることとなる。リストラは今に始まった話ではない。昨年頃からじわりじわりと本格的になった。年功序列という考え方が大きく崩れ始め、役職者はプレイングマネージャーと呼ばれたりした。つまりそれ相応の賃金を得るならば相応以上の働きをせよという考え方であり、それが中間管理職を大きく苦しめた。しかしそれでも守るべき生活のために世のサラリーマン達は必死にしがみつき、耐え忍んできたのである。それが、リストラクションという名のもとに粛清されようとしている。本当に必要な部署、会社、社員のみを残してそうでない人に早期退社を促す。そして、以前は窓際族としていた社員をほおり出すことで人件費を節約。そうして浮いたお金を残って欲しい人材に集約することでヘッドハンティングを防ごう、というのが建前。実際は単なる人件費の削減。先行き不安をいいことに人材および会社の構造改革を推し進めている。それはまるでいつ終わるともしれない戦争に備え、日本全体が財布の紐を固く占め、より質素に、よりシビアになっていった時代のような有様かもしれない。このことで振るいにかけられた社員からすると、より強い忠誠心を覚えるだろうか。ただ闇雲にこの会社は大丈夫か?という危機感を覚えるのではないだろうか。それは会社の余裕のなさ、なりふり構わない姿勢を露呈する。それはどこの会社でもあることだ。私の会社でも感じない訳では無い。そういった状況下にあって、我々サラリーマンは選択を迫られる。今よりもっと努力して知識や経験を積み上を目指す覚悟があるか。辛酸を嘗めるなかで自らを奮い立たせ自分を信じて会社を信じて戦う意思があるのか。それとも、苦難を前にして戦う意思を失い、名誉の敗走といわんばかりの撤退を選ぶか。撤退、といってもそれはまた別の戦場へ行くだけなのだけれど。つまり、いまここで頑張る意思の無い者はどこに行っても勤まらない。そう言われて、躍起になって独立した人の失敗例は少なくない。別の戦場に向かった戦士も、別の戦場でまた一兵卒として激戦地を走るのみである。つまり、わたしたちは希望退職という餌、ないし選択制定年という別の道らしきものを目の前にぶら下げられ、それを仕方なく選びとるようであってはならない。その場ではよく思えたとしても、それは安易な選択となりうる。それは命取りになりかねないと思うべきだ。私個人でいえば、希望退職でもなければ、選択制定年でもない。たんなる自己都合である。退職金が上乗せされることもなければ、逆に減らされた人である。それをしてでもわたしはもう1度、別の戦場を目指したかったのだ。それは一兵卒になることである。短剣を片手にうおーっと敵に向かって走る私。敵とは誰のことか?過去の自分である。過去の自分を捨て去り、過去の自分を乗り越え、わたしを磨きあげるための、戦場。そこに行く価値は賃金ではない。賃金アップを目指せるのは前職で成功した人の中でもさらに少数の猛者だけだ。その猛者ですら相当の努力の賜物である。わたしにそれをする勇気はない。ないならないなりに差し出さねばならない。何を?供物を。それがわたしの体力、気力、そして覚悟であった。それをすることのメリットは?わたしのいまをハッキリと把握すること。そして足らないこと、学べていないことを自覚。認識する。そして改善していく。努力する。無駄や無理を省き、わたしをより高みへと成長させることができるチャンスを得たのだ。それがわたしが別の戦場を選んだ理由である。まぁ、退職金が少ないとはいえ少し貰えたことで、会社員をダラダラ続けているだけでは手に入らない額を手にした私です。それで老後安泰とは思わないけれど、今までにない貯金額になったことは心を安定させてくれたわけで。そして退職時に溜まった有給を全部消化する中で家族の大切さをその身に感じた。まだ若いうちに家族と第2の人生のプチ体験ができたのは、わたしが転職を選んだからであった。それは貴重な時間だったと今でも思う。今回の記事で1番思うのは、退職も転職も自分のタイミングですべきということ。会社や社会がそう言っているからと退職や転職をするのは絶対にやめた方がいい。後悔する。

 

それじゃぁまたね(了)