ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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転職で大成する人とキャリアが行き詰まる人の決定的な差



転職は1からのスタートと思ってたら間違ってる件。

この記事にハッとさせられた。転職は仲間を増やす行為である。前職の仲間を活かしつつ、新たに出会う仲間とチームを組む。それができる転職こそ成功したと言える。頼る先がどんどん増えていけば助けてもらえるチャンスは増えるだろう。そうやって仲間の輪を広げていく。わかる。言いたいことは十分にわかる。だが出来ない。や。クライアントを引き継ぐことはできる。前にお世話になってました。今後もよろしく……!というパターンは正直少なくない。わたしはクライアントを共有できる職場に転職した。まあ、前職からはかなり白い目で見られているだろう。ライバル会社ではない。しかし、クライアントを食い合う立場であることは変わりがないからだ。事実、前職の人達との関わりはない。相談することも無い。別に相談してもいいと思う。しかし私の場合、クライアントを食い合う関係なのでどうも声をかけづらい。そもそも、こちらからなにか相談することもなかなかないのだ。仮に顧客を渡し合うような良好な関係だったとすればそれは良かっただろう。しかし、わたしは過去のクライアント先に挨拶しただけで現在の会社に前職の上司から弱クレームが来たほどである。そんなので仲良くやれるだろうか。無理だろう。私自身とんでもなく恥ずかしい思いをした。何度も言うが、競合する会社ではない。顧客を奪う関係でもない。方向性が違うのだ。それなのに、そういう視点でやっかみがある。わたしはどうすればよかったのだろう。転職によって自分の価値を高める人というのは、前職を円満退社し、次の職場でも生かせる人である。私もそうありたかったので、なるべく穏便に退職したはずだった。そしていつかは現職と前職を繋ぐような、橋渡し的な業務を行えたら幸せだと思った口である。だがその淡い夢は脆くも夢で終わっている。現時点では。まあ今後無くはないだろうとまだどこかで思ってはいるのだけれど。確かに前職に橋渡ししたいと思って紹介したいと思っていることはある。しかし、現職に慣れるまではそれも夢のまた夢と思って頑張っていると、いつの間にかその目的は二の次、三の次になってしまうわたしがいる。わたしはこうも薄情なのかと思うこともある。忘れてしまうのだ。前どんな会社にいたのか。どんな風に仕事していたか……もう思い出せない。わたしはどこから来てどこに行こうとしているのか。その問いに答えられない私がいるのは確かである。転職を経験した人の中で、エリアを同じくして、クライアント先を同じくする(もちろんライバル会社ではなく)人はどれくらいいるのだろう。それはかなり少ない確率なのではないだろうか。例えばソニーに勤めていた人が東芝パナソニックに行くようなものだ。Samsungなら許されるのか?何度も言うがわたしはインターネット回線を売る会社から、フリーマガジンを作る会社に転職したである。確かに前職で会員向けの会員誌に広告を載せる営業もしていた。だがそれは会員誌であってフリーマガジンではない。ただ紙であるという共通点があるのみである。そこに本来ならお互いに紹介し合える関係性があれば尚良かったのだが……仕方ない。向こうから必要以上に敵意を向けられてしまったのだ。わたしは裏切り者というレッテルを貼られたに違いない。わたしはそんなつもりは無い。わたしがいかにそうでないと力説したところで、クライアントを奪えばルール違反だと言われるだろう。わたしは奪ってなどいない。いつだって選ぶのはクライアント自身なのだ。転職は難しい。もっと言えば職場の人間関係は転職を難しくするもっとも大きな理由である。なぜなら複雑怪奇であるからだ。友達でもなければ親戚でもない。仲良くはするものの付かず離れずの適度な距離感が求められる。そんなの、わたしに求められても困る。わたしはわたしの周りの人を不幸にしないだけの努力はしたい。わたしは不幸の伝道師ではない。クライアントに対するサービスの向上という意味でわたしは成長を痛感することがある。勿論失敗もないわけではない。けれどやはり、どうしても前職の同僚となると話が別だ。どうもわたしはそこについて気が回らないらしい。私にそういう指摘をする人が少なくないからだ。しかし、わたしはどうすれば良かったのか。それについての答えはいまもまだ、明確ではない……。この答えについてわたしは正解にたどり着く日は来るのだろうか……。

 

それじゃぁまたね(了)