ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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「今のキャリア、本当に手放して大丈夫?」退職を後悔した人の理由とは(LIMO) - Yahoo!ニュース



転職の真実。過去の自分との決別。

転職は輝かしい未来を手に入れるためのもの。しがらみに縛られた現世を捨て、輝かしい来世を手入れるようなイメージを持っていた。まさに転生。わたしはこんなところでくすぶっているような存在ではない。もっとわたしが輝ける場所があるはずだ、そう信じて1歩歩みを踏み出す。その足は軽やかで、どこか身震いするような喜びに満ちている。あぁわたしは生きている。わたしは何処へでも行ける。わたしは自由だ。本来の私を取り戻すのだ。そう信じて。この記事にあるのは事実だ。事実しかない。転職のきっかけはほぼこれだし、転職を失敗する人も多い。転職は転生だ。今までの自分を捨てて新しい自分を手に入れる。そう書くとなんだか希望に満ちて見えるこの言葉。しかしその心は、「どうなるのかわからない」。これまで地続きだった生活がもろく崩れ去り、自分自身を、家族を路頭に迷わせるかもしれない恐怖。1寸先は闇という現実をひりひりと感じる現実。当たり前が当たり前じゃなかった事実を突きつけられる現実。それは生まれ変わりであると同時に、あらゆる危機が押し寄せる産みの苦しみそのものだ。だから余程の気概と、体力と、覚悟と、リスクヘッジができていない人はやるべきではない。雪山に挑む人があらゆるリスクを想定して準備ないし装備を固めることと同じ。軽装備で登山したら?命の保証はない。それと同じだ。人生を山に例えるまでもない。それほど危険が伴う。わたしもそれは分かっていた。なにせ4回目だ。分かりすぎている。それに今回は家族もいる。家族込みの転職は今回が初めてだ。もちろん悩んだ。そして震えた。もしも失敗したら……。とんでもなく胃が痛かった。それでもなお私が転職という道を選んだのは、気づいてしまったから、だったと思う。それはあらゆるリスクを想定しても、あらゆる選択肢を考え直しても、わたしはわたしをリセットするしか、この先努力をする自分になれないと、自覚したからである。情けない話だが、わたしは怠け癖が着いていた。そしてそれはもうどうしようもなく堕落していた。もうこのまま歳をとって死ぬのだと思うほどに。そんな自分に気づいてしまった。ヤバい。このまま定年なんて悠長なこと言ってたら、どこかで潰しのきかない状況に陥る。確実に。それがわたしが気づいてしまったコト。普通の人ならその時に自己啓発本などで独学してスキルアップするだろう。その方が普通だ。しかし私は知っている。わたしは窮地に追い込まれなれけば頑張れないことを。心底怠け癖が付いてしまっていたのでまずは私自身を鍛え直すには1から出直す、これしかないー。それがわたしの結論だった。転職は転生だ。どんな自分に生まれ変わりたいのか?痛みを伴う。金銭面、環境面、あらゆる激変に耐えられるか?今の環境に未練は無いのか?それらの問に本心からYESと答えられなければ転生できない。これだけ転職が盛んに行われるようになった今。それでも、転職が覚悟のいる一大イベントであることはまるで変わらない。わたしは転職して良かったと思っている。かなり無理してかなり努力していまも努力をし続けなければならない環境はまさにわたしが怠け癖から脱却するためのリハビリに最適だ。そして私自身欲しかった成長を得られているとヒシヒシと感じている。わたしはまだ成長できる、そんな気持ちになったのは何年ぶりだろう。転職とは転生であり、学び直しである。1から出直す気持ちでなければ成功しない。どんなに高待遇でヘッドハンティングされようが、隣の芝生は青かろうが。学び直すための最終手段。転職にそれ以外の目的などない。

 

それじゃぁまたね(了)