ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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日本人の「大問題」…じつは「世界で負ける」のには“意外すぎるワケ”があった!



NOという勇気は、事前の勉強によって生まれる。

営業をしてると、NOと言いたくなる。しかしその気持ちを押し殺して押し殺してYESと言うのだ。それによって自分がいかに貧乏くじを引いているのか。そんなことを一瞬考えてしまう。しかし同時に、ここでNOといって契約をフイにしてしまうと、これまでの努力は全て水の泡。他に契約を取れる見込みがあるか?と自らに問うのだ。そして弾き出さられた答えは…苦渋の果てのYES…。そこに日本人の負けがある。そうだろう。だがそれは世界を相手にしているとき、に限る。世界を相手に仕事している人がどのくらいいるのか。自動車、金融、インターネット、通販、ゲーム、それらの分野ならそうだろう。世界を相手にしている。それならルールは世界のルールとなる。だが、日本にあるほぼ全ての企業が相手とするのは世界ではない。せいぜい日本だ。そして、その大半は地方であり、限りられた地域だ。そうした限定されたエリアで過ごしていると、いかに世界とはかけ離れていたとして、世界ルールは通用しないと感じる。独特であり、特異性にまみれたルールなきルールに基づいている。そう感じずにはいられない。つまり、そうはいうものの、である。だから、この記事の言うようなNOと言えない会社ばかりが日本に多い。そして、それを直そうにも、周りが、地域が、日本がそれを許してくれない。そして染まるのだ。日本独特のYES文化に。そこに染まりきってしまい、世界と渡り合う頃にいきなりそうした世界ルールにしようにも、できないのだ。だから、勝てない。NOと言えない。NOと言えなければ勝てない世界線では生きられないのかもしれない。薄利多売とはよく言ったものだが実際は損している。先に損して後から儲けるという選択肢が、ないのにも関わらず。どんな無理難題もYESと聞いて、最後は突然怒り出す。そして、すべてのビジネスをシャットダウンするのだ。それは交渉ではない。それは言われなくてもわかる。クライアントを、お客様を神様と見ているのはそこにすべての需要を受けきることに存在意義があるのだ。受けきれなくなったとき。それは終わりである。繰り返すが、いくらインターネットが普及した世界であっても、地方は地方のルールがあり、それを無視しては生きていけない。だが、コロナ禍は世界ルールだからまたややこしい。地方ルールこてこての地方に、世界ルールを無理やり適用するようなものだ。だから、あわないし、混乱してしまう。これまで通り薄利多売でやっていてはすぐに資金は底を尽き、会社は立ち行かなくなるだろう。だから、地方に世界が来たと言えるのだ。世界とはなにか。NOと言える世界線である。安いばかり、値引きばかりを前提とする営業から、合わないのであればNOという世界線へ。とまあ私もそう思ってNOと言う勇気を持って営業した。結果は……惨憺たるものだ。何も結果が出てこない。売上は減り、営業は数字を詰められた。もっとやれ、もっと電話かけろ、もっと行動せよ。そんな声に疲れきった頃、上司は壊れてしまった。そして。上司の交代。そして、新人の離脱であった。そして、新たな上司が提示した解決策は、値引きである。つまり、徹底的に地方ルールに添うことにしたのである。つまり、目先の利益を求めて売上を犠牲にした。それは破滅の罠。長く続くとは到底思えない。けれど、地方は地方ルールの存続を求めているのも事実だ。古き良き…とは言わないが、そこに固執したい層は確実にいる。特に決定権を持つキーマンはそれを好む傾向にある。わたしはキーマンが地方ルールが好きか、世界ルールが好きか、見極めるようにしているが、今のところ、世界ルールを求めている層はめんどくさいだけの客であるだけだ。ならば地方ルール信者がいいかと言われれば、それも泥舟に乗る仲間というだけで、いつか沈むことに変わりがない。つまりどちらも救われない。それならばどうすればいい?結局。沈むにせよ、お互いに気持ちよく仕事が出来ればそれでいいでは無いかという極論論者となる。つまり、わからないことにわからないままに翻弄さらるよりは、わかる範囲の中だけで、楽しく、気楽に、やろうという感覚。それは問題を先送りにしているというわけではない。ましてや、見て見ぬふりをしているわけでもない。だが、思い悩んでいたところで解決するわけでもない。それならばやれることをやる。楽しく、気楽に生きていこう。都会みたいに家賃が、人件費が、固定費が圧迫するような危機感は薄い。無理をしている会社は潰れる。無理をしている会社から倒れる。それなら?経費を削減して、無理無駄を排除する。細く長く生きる世界線こそ、私の住むような地方社会での生きる道なんだと思う。無理無駄をして、伸びる売上ならとっくに脱している。私はそう思う。あなたはどう思う?

 

それじゃぁまたね(了)