ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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『ファンタジアン』のバトルシステムは“狙い”が鍵を握る! 特別企画番組で明かされたゲームシステムや開発秘話をリポート【GAME LIVE JAPAN】 - ファミ通.com



ファンタジアンと、ブレイブリーデフォルトは共に古き良きFFを踏襲する。

元祖FFの生みの親が放つ正統派RPG、ファンタジアン。わたしもこの作品に期待している1人である。この放送は楽しく拝見させてもらった。ゲームの新作情報が知りたくてファミ通を隅から隅まで読みふけったあの頃を思い出す。ゲームとは期待も含めて体験であると改めて感じさせてくれる。一方で、先月26日に発売されたNintendoSwitch専用ソフト「ブレイブリーデフォルトⅡ」の評判がいい。わたしもYouTubeでいくつか解説動画を見て感化され、昨日、体験版をインストールして小一時間プレイしてみた。たしかに面白い。この手触りはまさにファミコン時代のファイナルファンタジーそのものだと感じる。戦闘が終わってもHPが減ったままだし、状態異常も治らない。MPも全回復しない。セーブもオートでしているのかわからない。体験版だからかもしれないが手動でセーブした。敵の弱点を探って一気に叩く戦術に特化した戦闘はたしかにファイナルファンタジーのそれだ。火に弱い、氷に弱い、雷に弱い、斧に耐性がある等、攻撃方法を間違えるとそれだけで一気に戦況は不利となる。ブレイブという機能を使えばBPの数だけ連続攻撃ができる。デフォルトはいわゆる防御。敵の攻撃を防ぐ時に使えば、ダメージを抑えられるだけでなく、BPが溜まるので、ターンが回ってきた時にブレイブで一気に反撃できる。魔法を連続使用して敵全体を殲滅してもいいし、回復しつつ攻撃して戦況を有利に進めてもいい。攻撃方法も多彩で、魔法の他、剣技のような技があり、体力を消耗して使うものや、MPを消費するものもあったりと様々。また、ある一定の条件下では必殺技も用意されており中々に多彩な戦いができる。ジョブ固有のアビリティを組み合わせればより複雑な戦いが出来そうだ。体験版なのでその辺はまだ分からなかったが、手触りとしては戦闘シーンのそれは、ファイナルファンタジー5という感じ。ストーリーは12みたいな王道ファンタジーと感じた。そして、マップ移動の感覚や街の中の探索の感じはまるで1枚の絵画の中を歩いているように魅力的で、ファイナルファンタジー7を思い出させるほど、冒険感に溢れていると感じた。そして、忘れてはいけないのが音楽の魅力。エモーショナルで、どこかゴージャスな印象のアレンジで、否応なしに興奮させられる戦闘曲。イントロにおや?と思わせられるほどにファイナルファンタジー愛を感じたのはわたしだけだろうか。REV氏の楽曲に触れたのは初めてだが、ファイナルファンタジーや、ロマンシングサガ等のスクウェア作品に対するオマージュのようなものを感じつつ、それでいて、しっかりと情感を伝えようとする熱量がこもっていてとてもスリリングで、軽快で、アップテンポな曲調から、妖しく響くダンジョン曲、ミステリアスな不思議な世界観を演出するフィールド曲など、どれを聴いてもおや?これは!と思わせてくれる名曲と感じた。これはおそらく長くプレイすればするほど好きになるタイプだ。また、昨今のゲームでは当たり前だがフルボイスというのもまたアニメや映画を見ているようで楽しい。スクエニにありがちな豪華なムービーはなくても、声優さえしっかりしていればちゃんとゲームとして成り立つということを実感できた。以前、このブログでも書いた、5つの要素「映像美」「ストーリー」「バトルシステム」「RPGとしての魅力」「新しいゲーム体験」という面白いRPGゲームの必須条件だが、このブレイブリーデフォルトⅡは、PS5のような映像美こそないけれど、そのほかの全ての要素を兼ね備えているかもしれない。最近、巷の評判は本当に当たると思っている私だけれど、今回もそれに当たるらしい。ファンタジアンこそ、ファイナルファンタジーの正当な続篇と思っていた私だが、ブレイブリーデフォルトⅡこそ、その可能性に最も近づいた名作かもしれない。ファンタジアンを下げるつもりはないが、ApplearcadeというハードがいくらPS4コントーローラーとリンクしているとはいえ、その映像をテレビに映すためのノウハウに大きな不安がある以上、NintendoSwitchのテレビへの出力方法の安定感の方が断然軍配が上がってしまう。さらに、売り切りのブレイブリーデフォルトⅡに対して、サブスクリプションとしてのファンタジアンである。前者が全年齢対象で間口を広げて来たのに対して、後者は間口が広いとは決して言えない。これは、ファンタジアンではなく、ブレイブリーデフォルトⅡをやるべきなのかもしれないと思った私です。うーん、いまNintendoSwitchはあつまれどうぶつの森でいっぱいいっぱいだからなあ!家族みんなでNintendoSwitchの取り合いになるのだけは避けたいのだけれど…。

 

それじゃぁまたね(了)