ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

ムジカのキオク。♪note:https://note.com/ryoushitsumusica ◆YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCWvTBOe1O9GICLtyreUu-6Q

ひろゆきが語る「日本企業の残念すぎる病」 | 1%の努力 | ダイヤモンド・オンライン



数を得ること。それが勝利の近道。

わかり易すぎて納得してしまった。ひろゆき氏の語りは答えを最短で導くところにあると思っているが、その内容はさておき、どちらかと言えば、どんな答えも「納得させてしまう」能力に長けていると思う。時に理論的に、時に感覚的に、ひろゆき氏は使い分けることで説得力のあるトークをこちらに投げかけ、それを「それもありかもな」と思わせてしまう。数を抑えてしまえばもはやそれは安定した強みであるという論理はとても理解できるものだった。例えサービスとして未完成であっても、そもそもが犯罪すれすれのグレーゾーンであっても、それを使う人の総数が多ければそれは勝ちへと繋がっていく。ある程度の数字が用意出来ればあとはクオリティを上げていけば良い。NintendoSwitchという本体は決して優れた性能のゲーム機本体ではなかった。少なくともPS4と同等、ないし、画質についてはローテクですらあった。しかし、それを治すことはせず、ただひたすらに面白いと思えるソフトをリリースしていき、圧倒的なユーザー数を確保することが出来たいま、PS4とNintendoSwitchでは、明らかに後者に勢いがある。まずは自社の人気タイトルを次々にリリースし、時にリメイク作品を織りまぜながら、パリエーションを強化。そして満を持して発表された「あつまれどうぶつの森」はコロナ禍におけるステイホーム需要を大きく取り込むことに成功した。それはソフトの魅力だけでなく、NintendoSwitchという本体が数の暴力で世界中の家庭に進出していたという強みが根底にある。NintendoSwitch以外では、日本におけるiPhoneユーザー数もそのいい例だろう。圧倒的なユーザー数を確保出来ているiPhoneは、当初決して多機能とは言えないにもかかわらず安くはない高級品であったのだが、いまや揺るぎない地位を誇っている。まずリリースして数を増やし、そこからアップデートを重ねてクオリティアップさせた好例だろう。わたしの愛してやまないファイナルファンタジー14も数を押さえているという意味で同じである。フリートライアルという武器を用意し、35レベルまで無料で遊べてしまう環境を作ってアカウント数を増やした。いまはさらに拡張されて60レベルまで無料で遊べてしまう。4本ある拡張のうち、前半2本がまるまる無料という凄まじさだ。それによって得られた膨大なアカウント数によっていまのエオルゼアは安定した強みを保持している。話は少し変わるが、わたしが本業としているフリーマガジンも同様に感じることがある。それはフリーマガジンが無料の情報誌であり、それを可能な限り広範囲に各家庭に半ば強制的に直接配ってしまう事で、膨大な数を確保出来ている点だ。それはどこの会社も同様だが、総発行部数の多さがイコールでその媒体の強さを意味するという特徴がある。中身が面白いから、いいデザインをしているからという理由では決してない。もちろんそれはおざなりにしていい要素では決してないのだけれど、まずは数を押さえていることが大切である。それはテレビというマスメディアが、国民の大多数の家で視聴できるという意味でも機能する。テレビを見なくなったという令和の時代でもそれはかわらない。ひろゆき氏が指摘するように、出過ぎた杭は打たれない。同時にいかに奇抜な異端児であっても複数になれば否定することが出来ず、結局は共存するしかなくなる。それこそが数の力である。しかもその数の力は年々勢力を増している。インターネットで数を増やして勢力を拡大したYouTuberのように、また、フォロワー数によって力を得たツィッターや、TikTokのように。数は信用を産み、信用は発信力となる。私もそうありたい。それはRPGゲームのレベリングのように日々の鍛錬を必要とする。毎日の1歩は少しでも1年後には大きな距離になるような。そんな事を最近は感じていたり。

 

それじゃぁまたね(了)