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最強通貨・ドル、じつは間もなく「紙くず」になるかもしれないワケ…!(大原 浩) | マネー現代 | 講談社(1/5)



難しいことは分からない。だが、不安を不安として指摘することは間違いではない。

ドルの価値が薄まっているという指摘は前から確かにあった。それは無制限の金融緩和と無関係ではない。バフェット氏のコモディティはそれを指しているわけだが、それは日本も例外ではない。日々巨額のお金が動いている現状を未来永劫維持できる訳ではない。いま私たちに配られているさまざまな給付金は、魔法で生み出されたマネーではない。借金である。いくら万年筆マネーだと言われようがそれを帳消しにできる法はないのである。それは端的に言えばそうしてしまうと結局は円の価値を失墜させてしまうからだ。円の暴落…となるのか、国債の価値が暴落するのか…それは「誰にも分からない」。その危険性がある以上、借金は借金として計上しなければならないし、借金を回収するためにすることと言えば、税率を上げること。そして、日銀は金利を上げることである。それはインフレを防ぐための施策であるが、同時にいまの金融のあり方の終了を意味する。だから本来は金利を上げたい。しかし上げられないというのが大方の本音だろう。FRBアメリカの長期国債金利に、内心計り知れない恐怖を感じているという。長期国債は需要が下がると金利が上がる。逆に言えば需要が高いうちは下がったままだ。なぜ下がっているのかという指摘に答えられるほどわたしは詳しくはないけれど、長期国債金利がある程度高ければ株価は大荒れとなる。保有すれば確実に金利の着く長期国債のほうが、価格変動の激しい株価よりも安全な資産になるということらしい。株の価格を維持することで経済を下支えしているFRBである。その意味が無意味となり株価暴落という事態になればどうなるのか想像もできない。以前からあらゆる識者が指摘するリーマンショック以上の衝撃、はあるだろう。それは私が指摘するまでもないし、そうなのだろうけれど、それを起こしたくて起こす人など一人もいないだろう。〜ショックというのは想定しないきっかけによって連鎖的に起きるということもある。アメリカドルが紙くずに…となるかどうかはもちろん誰にも分からない。なるかもしれないし、ならないかもしれない。そうならないようにアメリカは必死に動くだろう。デジタルドルもそれに無関係ではないだろう。だがこれまで指摘されている恐れはいまに指摘されたことではない。前から言われていた。それがいつ起きるのか。それはわからない。また、危機がコロナ禍だけで終わるという保証もない。もっと大きな…、それは例えば経済不安から来る、戦争…世界戦争のような危機。それを今言っても仕方がないのかもしれない。起きるかわからないことを心配して身動きが取れなくなること以上に無駄なことは無いだろう。だからと言ってなにも対策をしないでいるのもよくない。つまり、リスクについて考慮しつつ、今できることを全力で取り組む姿勢だ。そして同時に未来に対する投資を惜しまないこと。現在かかってる不要な出費を抑えることもその中に含まれる。お金の流れを見直して単に控えるのではなく、使途を見直してより未来に向けて選択肢が増える道を選ぶこと。そこに負担増を伴わないこと。よりスマートに、より上向きに。諦めるのではなく、諦めない。未来を見据えてしっかりと行動できるかどうか。そこにこそ、これからの生き方を考える意味がある。わたしは今回のドルショック、金融ショックが教えてくれるのはそういうところだと思っている。コロナ禍で世界が混乱する中、コロナ禍は世界を最悪の方向に導いていると考えるより、世界の変化のスピードを促進させ、世の中の人にどうあるべきか、どうするべきかを考えさせることに繋がったと考えるべきである。わたしはそう、思っている。

 

それじゃぁまたね(了)