ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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49歳で会社を辞めたら、月収20万円のバイトに転落。独立も転職も厳しい現実とは? « 日刊SPA!



だから45歳を過ぎた転職は危険である。

という記事だった。この件について私の意見を述べたい。わたしはアラフォーで転職した。その時思ったのは、この歳の転職活動は思った以上にキツい戦いだという感想である。前職である程度認められていた……という部分もこの記事と同様だ。また、前職を辞めるきっかけもほぼ同じである。その結果どうなったか?新たな世界で1から出直しを迫られることになり、収入は減った。その分精神的な開放感は得られた訳だがその分生活は余裕が持てているとは言い難い。この記事の方は飲食業で独立したわけだが、マネジメントが上手くいかず事業撤退となったとある。おそらく、今のコロナ禍の影響も少なくないに違いない。そして50を過ぎて改めて職を探すという結果となったとある。ここは他人事とは思えないほどのリアルが感じられて戦慄した。いまの会社で出世はできなくともある程度の地位を確立しているのであれば、それは何ものにも変え難い財産である。特にサラリーマンとしてこれからも生きるのであればそれは偶然が味方して運良く手に入れたゴールドチケットである。そのことを十分に、いや、十二分に理解しておいた方がいいだろう。ましてや、上司や他のスタッフと反りが合わない程度でドブに捨てていいものではないはずである。万が一そこから這い上がることが出来たとして、ゴールドチケットを持っていた頃の自分には到底叶わない世界で生きることとなるからだ。それを承知の上で荒野を目指すのであれば、それ以上何も言うまい。私自身もそうやって全てを捨てる覚悟で荒野を目指した1人だ。結論はさっき言った通りだが、給与面での減額は避けられない。その上で厳しい社会の目に晒されることを覚悟した方が良いだろう。よしんぼ、雰囲気のいい会社に拾ってもらえたところで、生活出来なければそれは地獄であることと代わりがないからだ。私自身、特別なスキルを持っていたかと言えば全くそうでは無い。だから給与面は新人レベルになるだろうことは想像していたので、前職を退職するまでにしたことと言えば、それは生活レベルを下げることだった。もっと直接的にいえば支出を極限まで減らして生活出来るルーティンを構築したと言っていい。それでよく生活できるねといわれたことすらある。ミニマリストと言えば聞こえはいいだろう。だが内実は質素な生活を余儀なくされているだけである。だが、わたしはそれを予測出来ていた。その点においてはまだマシだったに違いない。以前と同等の生活レベルを維持できると夢見て、転職という荒野を目指す人がいれば、わたしは全力で引き止めたい。なぜならそれは不可能だからだ。万が一高い給与でヘッドハンティングされたとしても、新しい職場に馴染めなくてまた辞めていくという人をこれまでも沢山見てきた。有名な都市銀行から出向してきたAさんもそういう人生をたどった1人である。今はどうしているのだろう……。わからない。それぐらい、転職とはある種のギャンブルであり、さらにそれが未来永劫続くかどうかという別のリスクもかなり高い確率で存在する。それでもなお、転職という荒野を目指すというならば、得られるのは精神的な自由だけと思った方がいい。それすら得られないことも有り得るからだ。私の場合はそこだけは得ることが出来た。そういう意味で最悪を逃れている。ある意味でラッキーだったのである。

 

それでもあなたは転職しますか?

 

それじゃぁまたね(了)


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