ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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『FANTASIAN』にエンドコンテンツ「虚無の世界」と「強くてNewGame」が追加。世界を遊びつくすためのやりこみ要素



わからない。だが、どうしても気になる。

わたしにとっていま最も興味の注がれているゲームと言っていい。まずこのゲームが何を求めているのか。このゲームの先にあるものは何か?という哲学論である。このゲームが面白いか?そうでないか?はいろんな要素が絡み合うのでわたしは分からないとだけ言っておく。前半をほんの少しプレイしただけの私がその後もことあるごとにこのファンタジアンという作品が目指す先を追い求めているのにはおそらく訳がある。それは、可能性の話だ。つまり、ファイナルファンタジーという作品が、あのまま、ずっと、坂口博信さんによって作られていたらどうなっていたかというパラレルワールドである。私はことある事にこのファンタジアンはどうなのか?という意見を述べてきた。それは今の私に向いていないのだとしても、彼ら、坂口博信さんが生み出すゲームの可能性は私たちに何を見せてくれるのかという答えを知りたいからである。その点について少し触れれば、昔よりもスマートに、そして、痒いところに手が届くようになったと言える。それがいい事なのか、悪いことなのかはわからない。例えば、いまやファイナルファンタジードラゴンクエストと肩を並べる人気コンテンツとなった、ニーアシリーズ。これは徹底的にあの頃のゲームの延長線上に作られていた。そこに現代風の時代設定やキャラクタデザインが上手くマッチしてあれだけの大ヒットに繋がったわけである。まぎれもなく、今の日本のゲームの最高峰だ。あれは、スクウェア・エニックスが、スクウェアであった頃には作れないものだろう。いい意味でエニックスの良さが滲み出ているとわたしは思っている。そして、ファンタジアンはどうなのか。エンドコンテンツを追加したというニュースである。その事はいい事だ。まさにいまのオンラインゲームのセオリーを則っている。だがどうしても、坂口博信さんが作りたいゲームの未来としては弱い。今流行っているから追加しましたといわんばかりの対応だ。それでは、坂口博信さんというクリエイターが本当に作りたかったものは何だったのかという答えを導き出すことは出来ないだろう。わたしはそれを知りたい。それを教えて欲しい。かつて、私たち子どもが夢中になったあれは何だったのか。映画の模倣でもなく、ほかの何にも例えられないファイナルファンタジーという冒険は、私たちをどこに連れて行ってくれるのか。吉田直樹さんは教えてくれた。それは他のプレイヤーたちとの交流である。それなら、坂口博信さんはわたしに何を教えてくれる?わたしはそこだけが知りたいのである。

 

それじゃぁまたね(了)


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