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森永卓郎さん、朝のNHK番組で「賃金が上がらないのは消費税のせい」と明言 「公共放送で堂々と流れたことは非常に喜ばしい」の声も(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース



彼の言う通りなるならこんなに嬉しく喜ばしいことは無い。(理由は後述)

    森永氏の物言いは短くするどく、時にハスっぱである。しかし、不安に苛まれている人が多い今、彼の言葉はわかりやすく響く。ましてや、この苦しい生活を誰かのせいにしたい人なら余計…である。

 

   日本人の平均所得が下がっていると言われて久しい。昔は500万、もう少し大手なら700万円でも届いただろう。それがいまや400万円で裕福。300万円代ならまだマシな方である。中にはさらに低い世帯もいる。下を見ればキリがないがそれは現実味を帯びて感じられてしまう。若い頃ならそんな低賃金で働くなんて!と頭を抱えていた人も多いに違いない。しかし、今やその金額ですらどうにかなってしまっている実感がある。恥ずかしながらわたしも転職を繰り返す中であれよあれよと年収は下がりっぱなしの憂き目にあっている1人である。

 

   これが大都会東京、大阪なら生活できないだろう。しかしわたしは大いなる田舎の名古屋県である。しかも、森永氏の言うところの「トカイナカ」に位置する場所でひっそりと暮らしている人だ。そんな私は最初からミニマリストを気取っていた訳では無い。しかし収入がミニマムになれば、当然支出もミニマムにならざるを得ない。それは無理やり小さくして矮小になっているのでは続かないだろう。しかし、幸か不幸か続いてしまっている。会社の上方には面接時に「よくそんな低賃金で生活できるね…」などと半分感心、半分諦めの言葉を頂いたくらいなのである(虚しい)。

 

    しかし、私はそのことをなんら恥じていない。むしろ褒め言葉だと思っている。なぜか。それは年収アップを諦めて隠居生活を決め込んでいるというわけでもなく、全てを達観して諦めの境地でいるというわけでもない。その理由を端的に言えば、それは、「少ない収入でも耐えられるか実験中だから」である。どういうことか?それは次に説明したい。  

 

    つまり、こういう事だ。どんなに有能で高収入なプレーヤーであっても、いつかは歳を取り、引退する。この事実は不変である。自分だけはずっと現役だ!と声高に叫びたい気持ちもわかるが、では絶対に歳を取らないか?と聞かれれば、それは「NO」と言うだろう。歳を取れば?いつかは引退する。それが人生からの引退なのか、社会的な引退なのかは人それぞれではある。しかし、社会的な引退と人生からの引退を同時にしたいという人はどれだけいるだろう?もちろんそんな人もいるだろうが、私は違う。社会的な引退は早めにしたい人だ。そして私はいつか1人になる覚悟を持っている人でもある。それは家族がいなくなって、知り合いがみな居なくなってしまう孤独な世界である。もちろんそうでないことを祈りたいが、歳を取らないか?という質問に「NO」と答えるしかないことと同じように、老後に絶対に家族や仲間と仲良く長生きできるか?という質問にも「たぶんNO」と答えるしかないのである。つまり、孤独はやってくるのだ。誰にも。

 

   孤独に耐える練習。それは友達がいなくても狂乱しないでいられる精神世界の確立が必要だ。そしてもう1つ、最も重要な試練がある。それが「低収入でも人間らしく過ごせるか?」。この命題をクリアするための練習。すなわちそれこそが今私が私に課している試練なのである。

 

   お金が無いと不安な人もいるだろう。しかしお金はいつか無くなる。そうなると不安で不安で心が不安に苛まれてしまう。つまりお金が無いと不安な人が1番やるべきことは、お金を貯めておくことではない。お金が無くても不安にならない精神世界の確立こそ、いま必要な対策なのではないだろうか。

 

   お金持ちになる方法としてよく言われる名言の1つに、「支出を減らせ」がある事は余りにも有名である。つまり、収入を増やして富を得る前に、まずは支出を減らさなければせっかくの収入増も無意味に終わってしまうからだ。だから生活を無理のない範囲でグレードを下げることが肝要である。そして、次に重要なことは、どれくらい下げればいいのか?だ。

 

   ようやく森永氏の話に戻れる。つまり、 年金が貰えるのか?、そして、貰えるとしたらどれくらい減っているのか?という不安だ。そこへ行くと、この発言には月額13万円程度とある。これが厚生年金なのか、共済年金なのか、わからないのでぬか喜び出来ないが、もしもこの金額をもらえるのであれば御の字だと言いたい。さすがに10万を切ると辛いと思っていた私にとってはかなりの朗報ですらある。願わくば老後も健康体でいたいわたしだが、何があるかわからない。健康体であれば仕事をして少しばかりの給料を手にしつつ、ベーシックインカムよろしく年金がもらえるのであればまず間違いなく問題は無いだろう。ここにわたしの安堵の理由が存在する。

 

   家族が病気になるかもしれない。むしろ私が入院するかもしれない。そのパターンも検討しておくべきか。まさかはありうる。健康保険に入っていれば大丈夫という訳でもないだろう。もちろん入ってはいるが。それよりもまずは健康体である様に努めなければならない。そのためには食生活の徹底と、適度な運動である。そして心を健やかに朗らかに保つこと。月並みな言い方ではあるが、いくらお金持ちであっても、健康はお金で買えないのである。すべてはリスクから逆算すべきなのだ。

 

それじゃぁまたね*˙︶˙*)ノ"

 


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