ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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《累計プレイ時間6150時間超》FF11サービス開始20年「完結したのにまだ現役」のモンスターゲームが生まれた理由(文春オンライン) - goo ニュース



帰る場所がある幸せ。

   ファイナルファンタジー11をプレイしたことはない。その当時、オンラインゲームが流行りだしていたことは知っていた。当時、漫画喫茶も急速に人気になり始め、同時にパソコンゲームも盛り上がっていった。なぜ僕はファイナルファンタジー11をプレイしなかったか?その時、僕はファイナルファンタジー11をプレイする環境になかった。わかりやすく言えば、ハイスペックなPCが無かった。そして、一人暮らしの家にはADSLしか引かれていなかったのである。その当時の僕はゲームからも遠ざかっていた。

 

   ファイナルファンタジー11を記事で見かける時、僕は懐かしい気持ちになる。ゲームらしいゲームと感じる。それは決して下に見た言い方ではないと言っておく。懐かしさとオンラインゲームが合わさった魅力的なゲームだと認識する。強いて言うなら解像度の低さがやや気になるが、それだって、ファイナルファンタジー12をプレイした当時のゲームを知る自分からすればそれほどデメリットには感じない。単純なことを言えば、僕がゲームをしたいと思う心境で、ゲームを窘める時間があり、目の前にファイナルファンタジー11のフリートライアルが用意されていれば、僕はきっとファイナルファンタジー11をプレイしていただろう。僕の場合、ファイナルファンタジーのオンラインゲームをプレイするという選択肢は、ファイナルファンタジー14一択というわけでもなく、単に、目の前にファイナルファンタジー14のフリートライアルというものがあったからであった。

 

   ファイナルファンタジー11の成功があるから、ファイナルファンタジー14がある。それは揺るぎない事実だろう。11が成功しなければ、もう一度別のオンラインゲームを作る気など起きるはずもない。ましてや、ファイナルファンタジーというスクウェア・エニックスの看板タイトルである。成功したからこそ、14というナンバリングタイトルをオンラインゲームというジャンルにしたはずである。そして、ファイナルファンタジー11が生誕20周年という節目を迎えたことを受けて、僕はある考えが頭に過っている。それは、ファイナルファンタジー14が終わる日のことだ。

 

   ファイナルファンタジー14はオンラインゲームだから終わらない。ごもっとも。ファイナルファンタジー11が21年目を迎えているのだから、ファイナルファンタジー14も終わるはずがないのだ、と。だが、この記事にもあるように、メインストーリーとしての最後を2015年に迎えているのだ。それでもなお、ファイナルファンタジー11の世界は閉じることなく、少しずつ改善させながら、今日も存在している。そこに暮らす冒険者もまだ健在だ。最盛期のログイン数からは程遠いだろうが、それでもなお、ログインし続けているコアなファンが存在している。

 

   一方、我らがファイナルファンタジー14は12年ほど経過している。ファイナルファンタジー11よろしく、最低でも20年は続けてくれるだろう。僕らユーザーが存在する限り続くに違いない。だが、プロデューサーも人間だ。ファイナルファンタジー11の田中プロデューサーがいまも健在であることは幸いである。まさに当時を語れる生き字引だからだ。そこに往年のファンは安心して今日もログインするのだろう。一方のファイナルファンタジー14吉田直樹プロデューサーも健在だ。今年49になったらしい吉田直樹氏があと8年経てば、57歳。まだまだやれる。60歳まではたぶんなんの問題もないに違いない。つまり、11年くらいだ。来年が次のパッチ。7.0シリーズが開始される。その次は2025年、2027、2029、2031、そして2033年は60歳となる。私達も歳をとるが、吉田直樹氏も当然歳をとる。それでもなお、ゲームを作り続けてくれるだろうという予測は容易である。

 

   だが、60歳を節目に、ファイナルファンタジー14の開発から一線を退く未来はどうだろう。在籍はしていても、時折現れるくらいで、別のプロデューサーにバトンタッチしている未来だ。その頃でも僕らはプレイし続けていられるだろうか。考えてみたら、それでもなお、プレイしているだろうという気持ちになったことは、僕個人にとっては幸いなことである。健康にだけは気をつけよう。

 

   つまり、ファイナルファンタジー11を例に考えると、オンラインゲームにしたことによって、プレイする理由が移動した。開発者の手から、冒険者たちの心の中に出来上がっていったという推測である。よほど月額利用料が改定されたり、ハイスペックなパソコンを要求しない限りは。その可能性もゼロではないが、常識の範囲内であろうことは容易に想像できる。もし、スクウェア・エニックスが他社に買収されるようなことでもあれば…。その時はわからないけれど。

 

  私個人で言えば、わたしがファイナルファンタジー14をプレイしなくなる(できなくなる)状況は、私自信が健康上の理由で辞めざるを得ないということだけである。極論を言えば、仮に吉田直樹氏がファイナルファンタジー14から退き、宇宙の果てに旅立つ日が来たとしても、だ。つまり、ゲームをプレイする理由は僕自身の中にあり、外的要因には左右されないのである。逆に言えばそういったプレイする理由をゲームは与えなければプレイして貰えなくなる時代だといっていい。そういう意味で、オンラインゲームはその理由は人の数だけあるのだ。

 

それじゃぁまたね*˙︶˙*)ノ"


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