ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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7月10日生まれ

人間、生きていれば必ず年をとります。

毎年、かならず、きっちりと。

逃れる術はありません。

誕生した日を迎えるたびに、この世に生まれたことに感謝する。

育ててくれたまわりのみんなにも最大の愛を振りまきながら。

小さい頃は、その真の意味をわからず、ただ、親から与えられる

プレゼントに満足します。

この年になって、すこしずつ、家族の大切さとか、感じるようになりました。

とくに、親の無償の愛というものに感謝しています。

どんなに出来損ないで、親に迷惑をかけっぱなしの息子であっても、

親は許してくれる。

もちろん、怒られることもあります。思いっきりどなられたりもするでしょう。

個人的なことをいうと、僕はあまり怒られた記憶がないですね。

とにかく、まあ普通は怒られながら育ちます。

それが本当の愛だからです。

でも、そうだと気づくのに結構時間がかかりましたね。

そう、今、一人暮らしをして初めて感じています。

人は、基本的に他人のことなど、あまり気にして生きていません。

それは、自分のことで精一杯だからです。

これは、別に悪いことではなく、もちろん、諦めでもなく、

そういうものだからです。

みんな、それぞれに、自分のこと、自分のまわりのことで忙しいんですね。

だから、基本的には自分のことに、自分が持ち得る時間の100%を使いたい。

100%使い切って、自分の思い描く未来を手に入れたい。

これは、至極当然の欲求だと思います。

むしろ、すごく人間らしいもののように今、僕は感じています。

だって、時間は有限だから。

それを、それなのに、あえて、他人のために、自分の時間を割いて、

怒る、しかる、叱咤激励する。

この叱咤激励ということばからもわかるように最後には励ましなんです。

期待しているから。

もっとがんばれると思うから。

その、ほんとうはどうでもいいはずの他人に対して、一生懸命になって激励する。

友達へ、同僚へ、恋人へ。

思いを伝えるために。

その人を、正しい道へ呼び戻すために。

とてもパワーのかかる作業だと思います。

人一人の生き方のレールを、それもかなり頑固に、強固に動かないレールを。

その人の生き方のレールを変えることは並大抵のことではありません。

それも、いい年をした大人の、です。

激励する側は、激励される側からの反撃(逆ギレともいう)を受けなくてはなりません。

それが、本人にとって譲れない座右の銘であればあるほど。

それが、どれだけ道外れたことでも本人はそれでいいと妄信しているから。

それをレールを変えてあげる。

それは本心から洗いなおす作業です。

それは心の鎧を一枚一枚、強引に剥がしていく、それはそれは血の流れる作業です。

だから、お互いに深く傷つく。

わかっているからこそ、お互いに腹を割って、本音で語らないと、

心の鎧は剥がれません。

そんな、こんなで。時は過ぎ。

とことんまで道を外れたひねくれ坊主は、

もうすぐ、28歳になろうとしています。

数年前から、誕生日を祝うことをやめてしまっている自分がいました。

楽しくないし、

ただの日にちだし、

そもそも、うれしくもない。

祝ってくれる人もいないですし。

それを、自分自身の行いが、その環境を生み出しているともしらずに。

全部、まわりのせいにして。

なんで、自分はつまんない世界に生きているのだろうと思うことで自分を守って。

ほんとうは。

まず、自分をつくること。

まず、信じられる自分をつくりあげること。これが先決。

今まで一番最後でいいと思っていた作業が、こんなにも大事なんですね。

あー、一人暮らしって毎日が発見。

ありがとう、今まで出会ってきたみなさん。

ありがとう、家族のみんな。

おめでとう、自分。

いろいろ問題はあるけれど、

それは、自分が超えなくてはならない壁だから。

毎日、少しずつやればいいんじゃない。

だって、僕が一番、僕のことを信頼しているよ。

久しぶりの

“ハッピーバースディ”まで、

あと、

5日。

あなたは、今年の誕生日、なにを思いましたか?

…ちょっと、哲学的。