ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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「大丈夫?」「そっか、大変だったね」

めっきり寒くなりました。

いきなり寒くなったもんだから、冬服を調達するのにお金がかかるかかる。

まあ、いいんですけどね。ショッピング好きだから。

あれこれ悩みながら買うの楽しいから。

ようやく失敗しない買い物の仕方を学んだから。

僕は、好きよりも嫌いで判断することが多いような。

~が嫌いだからこれじゃないものを選ぶ。

~が嫌いだからこうする。

~が嫌いだから。

嫌いを排除して。

だって、~が好きだからで選んだものは

たいてい失敗しますもん。

好きっていう尺度でものごとを測ると、

嫌いな部分が見えなくなる。盲目ってやつです。

で、好きで選んで

後から嫌いな部分を知ると、すっごく好きだったものがすっごく嫌いになるでしょ。

あーあ、結局、こいつも~なんだ。とか。

そういう失望は一番痛いです。

だって「これ最高!」って思って買ったものが、

「あれ」ってなるわけですから。

信頼を裏切られたような気分になる。

だから、まず、嫌いなところを探す。徹底的に。

んで、嫌いなところもわかったうえで、

今度はこれを買った自分を想像してみる。

今よりいい生活が送れそうか。

この金額に見合ったハッピーを運んでくれるのか、と。

そうして選ぶと、失敗しません。

まあ、判断に時間はかかりますけど。

その分、満足した買い物ができます。

その判断に迷う時間すら楽しめれば最高っしょ。

あと、「これいいな」と思ったら即決しない。

必ず、もう一個、同じぐらい「これいいな」と思えるものを探して

二つを天秤にかける。

これも賢いやり方ですね。

この方法を、買い物以外にも転用できないかと思うぐらい

自分的には画期的な発想でしたけど。

たとえば、人生の岐路に立たされたときの、

自分の進むべき道を定めるときとか。

そういうときに。

でも、そういう判断に限って、時は待ってくれないんですよね。

でもでも、そうやって普段から練習しておけばいいじゃない。

いきなりそういう重たい判断を迫られるよりは、ね。

夢と現実。

こういう相反するもののバランスをとるときには

どうかなあ。

実現したい夢と、送るべき現実がある。

もちろん現実がより優先されるんだけど、

できれば、夢も実現したい。

それにはどうするか。

まず、徹底的に自分の立ち居地を考えてみる。

今、どういうレベルにいるか。

そして、次に、夢が実現されたときに

なっているであろう自分をイメージする。

そのときに何がどうなっていなくてはいけないのか。

たとえば、女優として、またはタレントとして成功したいとする。

現実は、タレント事務所に所属しているものの、

特に大きな収穫を得られないまま、

数年が過ぎ、もう30歳手前。

いまだアルバイト生活をしている自分に焦りを感じながら、

そろそろ身を固めたほうがいいのかなあとか考え出す。

そういうときに、一番考えるべきは、

「なぜ、私は女優、またはタレントになりたいんだっけ?」です。

それは

「ほかにやりたい仕事がないから」っていう消極的な理由かもしれないし

「私は歴史に名を残す偉業をなしえたいのだ」っていう大仰な大義名分かもしれないし

「親を、友達を、元彼を、見返すのだ」っていう負のパワーかもしれないし

「わたしはこんなところでくすぶっている人間じゃないのだ」っていう自尊心かもしれないし

で、重要なのは、後ろ向きな理由や、負のパワーによる行動であるならば、

それは成功しないということです。

世の中、本当に、なるべくしてなった方がいて、

負の力ではじめた行動は、その人たちの天賦の才能に負けてしまいます。

だから、そういう理由の場合は、

もっと深層心理にもぐり、「自分は何が好きか、何が得意か」っていう話を

することになります。

そうじゃない場合は、おめでとうございます。本物です。

しかし、たいていはこういう理由で目指す方が、アーティスト志望の方には多い。

あ、僕もそういう類でしたんで、安心してください。

そういう場合は、自分の不純さに辟易として、最後は自分を見つめることになります。

そうして、自分のすべきことが、見えてくる。

今まで避けてきた壁に、いよいよぶつかる。

話は戻って、

女優、またはタレントになりたい人の話でしたね。

うーん。

なぜ、なりたいんだろう。

特に、自尊心が強いわけでもない。

誰かを見返してやろうっていう気概もない。

しいて言うなら、

自分の居場所を必死に探しているかんじ。

わたしがいていい場所。

つまり、自分に自信がないんでしょう。

わたし、ここにいていいのかしら。

わたし、こういう生き方していていいのかしら。

不安でいっぱいです。

つまり、その不安を解消するために、はじめたっていうことなんでしょうね。

だから、彼女のやりたいこと、それは

「安心したい」

これにつきます。

だったら、それはタレントである必然性はありません。

天職がほしいっていうことですから。

どうすれば天職が見つけられるか。

そうするには、やっぱり「自分とはなにか」を考えないといけません。

究極の自分探しをしている人生の旅人ですね。

本当の自分を探すべく、さすらい続ける…。

本当の自分、ねえ。

こればっかりは、第三者が何を言っても、「そうかなあ」と納得できないでしょう。

自分自身が、「これだ!」って自覚できることが大事なんだから。

それまでいろんなことに興味を持って行動しなくてはいけない。

だから、好奇心を忘れずに、それでいて、諦めずに

いろんなことにチャレンジし続けることが大切。

そういう自分を否定しないことが大事。

だから、束縛しちゃいけないんですね。

今度はこっち、次はあっちと

いろんなところに羽ばたいては、傷つき、舞い戻ってくる。

そんな彼女を、僕はただ見守るべきなのです。

「大丈夫?」

「そっか、大変だったね」

とか、そういうことを言いながら。

決して、責めたりしてはいけません。

いろいろなところに飛び立つことをサガとする、人なのだから。

こういうこと、さらっと言ってあげられる大人になりたいものです。

頑張る人のそばにいる人は、

ただ、そこにいてあげる、側にいてあげることに

絶えなくてはなりません。

しかし、それができると、

頑張る人はとても幸せになります。

もっと頑張ろうという気持ちになります。

だから、

だから、

そうなろうと思うのです。

ではでは。