だってそれじゃ儲からないんだもん。
今日も綴ります。生き残る会社。ソウでない会社。
会社を考えてみる。会社とは営利を目的とする法人。社会の需要に対する供給として対価をいただく。そして営利を得る。わたしはそう理解している。
しかし会社はひとつではない。ひとつの需要に対して複数の会社が供給する。そこに競争が生まれる。競争があれば勝敗があり、弱者は廃れる。そこに会社の生き残れるかがかかっている。
競争に勝つための方法としては、大きく分けて2つ。
①需要に「+α」を供給できる会社、もしくは②需要に「低価格」を供給できる会社、のどちらか。
しかし、いま②は難しい。薄利多売は企業の体力を消耗するし、単純に利益が落ちる。そこから脱却するために、顧客単価アップを図る。しかし、それはもともと②の供給である会社のポリシーからは逸脱する。
結果、「らしくない」とみなされ、会社の勢いは削がれ、競争力はみるみる減速していく。ジリ貧。
そこでどこの会社も①を目指す。潜在顧客が~、潜在ニーズが~とかゆって。やらなくてもいいことまでやせ我慢してがんばる。
でもね、結局は顧客から「わたし、そこまで求めてましたっけ?あなたがやるべきことは違うでしょう」とかいわれてしまう。・・・じゃあどうすればいいの。となる。
その答えを持っている?そんなわけない。知らない。けれど、なんとなく感じるのは「その会社が夢見る理想の社会とは何か」だったりする。
理想の社会の実現、とかよく会社の社長はゆってる。どこの会社も社会貢献を自身に課している。けれど、それは建前だけだったり、ゆってるだけったりして実が伴わないことが多い。だってそれじゃ儲からないんだもん。わかる。
けれど、そういう想いが会社として1本筋が通っているかどうかは、今まで以上に重要な要素になってくると思う。だってそういう会社のほうが優秀な人が集まるよね。そうすれば新たな事業が生まれると思うから。(つまり儲かる)。
人口減少、労働者不足なんて言われている。だからこそいまいちど「人は宝」を思い出してみるべきと思う。
いまやるべきことはリストラ?短絡的にはプラスになる発想。けれど長期的には優秀なヒトから人材流出するのがセオリー。
「人を育てる」という観点でいまいちど全社員と向き合うリーダーが求められてる。わたし?わたしは、ふつーのサラリーマンデスョ?
なのでわたしができることは、そういったリーダーを見つけ、自分自身も努力や勉強を続けていくこと。そうしなくちゃ、「その会社が夢見る理想の社会とは何か」を実現できないんだもの。
いつの時代も、会社の夢を実現するのは、わたしたち現場の人間なんだから、ね。(了)