ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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自分てなんだっけ?

ふと、自分の人生を振り返る機会がありました。

自分って何を大切にしてきたんだっけとか、

自分って何がしたいんだっけとか。

自分の夢って何だっけとか。

まあ、20数年しか生きてないですけど。

昔から音楽が好きでした。

学芸会では、劇も好きでしたけど、

合唱が好きでした。

小学生で初めて買ったCDが、

チャゲ&アスカさんと、ドリームス・カム・トゥルーさんの

アルバム。

そこから、姉の影響で久保田利信さんを少しかじり、

さらに姉の影響で米米クラブへ。

中学に入ったころに、またも姉の影響でオリジナル・ラブと出会い、

中学2年生ごろには、trfの打ち込みサウンドに触れ、

Mr.Childrenさんのイノセントワールドの大ヒット。

同時に、小山田圭吾さんのコーネリアスのファーストアルバムに出会い、

続いてセカンドアルバムに衝撃を受け、

そのすぐ後に今度はイギリスのオアシスのセカンドアルバムを聞いて驚き、

そのあと、スーパーグラスに脱線し、オアシスのサードアルバムを聞き、

高校に入ると、今度はカジヒデキさんのファーストアルバムの大ヒット。

そこからにわかに姿を現し始めたトラットリアレーベルに憧れ、

トラットリアのコンピレーションを買いあさり、そこからインディロック的なものへの

憧れが始まり、ほぼ同時期にコーネリアスのサードアルバムにびっくりして。

シトラスさんとか聞き、

シルヴァーサンも聞き、

ああ、後追いでチャラさんのアルバムも全部集めたりして。

イエローモンキーもちょっとかじったなあ。コピーバンドもやってたし。

そのころから、ファンタスティックプラスティックマシーンこと、田中さんのファーストを

愛聴するようになり、ハウスに目覚め。

セカンドも大ヒットし。

スーパーカーさんのイギリスチックなバンドに高揚感を思い出しながら、

高校卒業。

バイト先で知り合った師匠に、ストーンローゼズを教えてもらい、ハマる。

そこから、インコグニートだの、ブランニューヘビーズだの、

いわゆるアシッドジャズなものに傾倒し、

偶然にも、ブルーアイドソウルを発見、

シンプリーレッドの大ヒット。

そこから、ちょいR&Bやヒップホップ的なものに興味を持ち始め、

当時ちょっとはやっていたパフダディのファーストを購入し、

パフダディの当時のレーベル、バッドボーイ系の音源を聴きまくる。

ノトーリアスBIGとか、メイスとか。あと、ミッシーエリオットとか。

そのへんの方々が音ネタとして使っていた80'Sフレーバーに憧れ、

そのあたりから80年代の音楽を集めだし、

ヒューイルイスアンドザニュースとか、

ザ・ジャムとか、クラッシュとか。

さらにそこから、ニューオーダーとか、

ハッピーマンデイズとか聴くようになり、

同時に、ケミカルブラザーズが流行りだし、

次いで、ニューオーダーの復活。

そこから、今度はAORを追い求めるようになり、

さらに解釈は進み、日本にもAORはある!と

山下達郎さんから始まり、シュガーベイブス

もっと遡って、YMOとか、はっぴいえんどとか、

70年代の音楽を掘り出しました。

そこから、彫り損ねている音源の掘り起こし作業が延々と…。

ディスコに行ってみたり、

AORを再評価してみたり、

ハウスに酔いしれてみたり、

インディロックに活路を見出そうとしたり。

で、2007年。

今は何もありません。

あの頃むさぼるように追い求めていた音楽の刺激は

もうほとんど感じられなくなってしまいました。

麻痺してしまったか、または枯れてしまったのかもしれません。

そして、行き着いたのが、

自分の好きな音楽がないのであれば、

自分で生み出せばいい、という考え方です。

この考え方はずいぶん前からあり、

オリジナルを作曲するようになりました。

没のものも含めると200曲を超えますが、

そりゃもういろいろ作りました。

そしてぶつかったのが、現実の壁です。

自分の未熟さ。

そこから自分探しのたびが始まります。

で、なにを思ったか雑誌編集の会社でアルバイトを始め、

音楽とはまったく関係ない業界でがむしゃらに働き、

そして5年が過ぎて、将来に不安を覚えて

今の会社に転職。

で、ふと自分の人生を振り返る時間が生まれたんです。

で、俺って何がしたいんだっけ。

何が好きなんだったっけ。

音楽だったじゃん。

音楽しかなかったじゃん。

なんで今の仕事してるの。

仕事はいいとして、何で諦めてるの。

もう一回目指してみようよ。

趣味の延長でいいじゃない。

やりたいことをしようと。

そしてボイストレーニングを始めました。

そして、今、今一度バンドのボーカルをつとめようとしています。

ようやく一巡して戻ってきた気がします。

おそらく、最後のチャンスでしょう。

生活の基盤はなんとか獲得しました。

紆余曲折はあったし、

これから先のことも完全には安心できません。

でも、昔とは比べ物にはならない基盤です。

だったら、もう一度目指してみたい。

自分が18歳の頃に思い描いていた夢を。

28歳の現実的な、見識を持って、判断して。

どうなるか、

この先、僕はどこまでいけるのか。

どうでしょうね。

わかりません。

でも、忘れかけていたものを取り戻すことほど、

大切なことはないのではないかとも思います。

夢を持つことは罪じゃない。

手順や手段を間違えないようにすれば。

自分の5年後、または10年後、

可能性を考えるのは、とても面白いことです。

もっと具体的にイメージしないといけないけど。

想像力は大事です。

今日は、自分の音楽的遍歴から、

アイデンティティにまつわるエトセトラでした。

ちゃんちゃん。