1人7万円のベーシックインカム 消費税で賄うなら「税率50％」必要 | マネーポストWEB

BI税とは。

BI＝ベーシック・インカム。

国民一人あたり7万円を毎月支給するという案が、先日、竹中平蔵氏からもたらされ大きな話題となった。それは、この記事を読めばわかる。国民一人あたり7万円。単純に計算しても、年間で相当な金額が必要となる。（金額は計算してね）そのことで得られるメリットは、単純に家計が助かる。特に若い世代。経済の好循環が生まれる。そして、家族が増えれば増えるほど支給額が加算されるシステムなので、夫婦であれば子どもを作ることへのハードルが下がることも考えられる。ここまで書けばいいことずくめだ。一方で、あらゆる社会保障制度は終わりを迎える。失業保険、介護保険、生活保護、そして、医療保険制度。年金も含む。それらが意味するのは公的サービスの削減であるという。確かにそうだろう。国民皆保険は確かに素晴らしい。しかし、普段から健康である人からすると不公平に感じるかもしれない。高齢者や体の不自由な人が助かる一方で、毎年上がり続ける社会保険料を払い続ける現役世代は、なんのために働くのか疑問に思うだろう。まさに不公平である。わたしはこのBIという考え方は、ある意味で公平だと思う。医療費が高くなるのはさすがにどうかと思うが、それでも、医療費を払わなくて済むように健康であろうとする意識が働くだろうし、年金制度も私たちが受給する頃には無くなっていてもおかしくは無いことを考えると、いっそなくしてしまって、BIとしてばらまく方がよっぽど理にかなっていると思う。そもそも、人口がピラミッド型ではなくなった時点で今の社会保障制度は維持できない水準に来ている。今のまま進めて先細りしていく日本でいいのか。それとも、可能性ある子ども達に、少しでも明るい未来を残すのか。この問から考えるに、我々旧時代の人間は道を譲らなくてはならない。すくなくとも、わたしの子どもやその孫の世代にとって理不尽に搾取するような今の社会保障制度は維持すべきではない。BI大いに結構じゃないか。その社会実験としての特別給付金だった。もちろん、定期的に配ることはできない。どこにも財源がないからだ。それを新たに生み出すには……消費税50%。ありえない。社会を破壊する。それなら、高齢者優遇のいまの社会保障制度を見直してみんなで痛み分けしつつも、自分で努力していく未来が正しいようにわたしは思う。もう年金制度は崩壊している。あ、この記事の比較表で気になったんだけど、年金一生もらえる、の対比で、年金ゼロはそのとおりだけど、かわりにBI一生もらえるのでは？額は減るだろうけど。いまの受給者貰いすぎだもん。

それじゃあまたね（了）