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欧州最高の知性が警告「コロナ危機は今後10年間続くかもしれない」 いまだに深刻さが理解されていない | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)



コロナに打ち勝った。そう思いたいだけの私たち。

いや、わたしである。今年の一月。それは突然やってきた。最初はクルーズ船。わたしたちの社会にこれほど影響を与えるウィルスだとは思いもよらなかった。そして2月。学校教育の現場が閉鎖。続く三月末の緊急事態宣言。世の中は一時停止した。盛んに言われたのは人と人の接触を9割削減しなくてはならない。という目標。異次元の目標数値だ。それは社会活動の破壊を意味した。現に日本国民は従順に従ったと思う。そしてどうなったか?一時的に収まったように見えた。しかしその後も減ることは無かった。そして、経済に致命的なダメージを与えてしまう。そしてこの秋の見るからにあからさまな希望退職の発表。選択制定年退職、そして、ジョブ型雇用への移行。それらは本来働き方改革という名のもとに前向きに行われるものだ。しかしそれはコロナ禍の前に脆くも崩れ去る。建前は見事に打ち砕かれ、単に人減らしという目的だけでそれらはドラスティックに実行されている。あらゆる企業が先行き不安どころか、先行き絶望を表し、新たな利益の柱を立てるべく躍起になっている。そして、そのほとんどが同時に行われ、振るいにかけられた中堅社員または若手社員が次々に希望退職者の対象となっていく。コロナ禍が私たちにもたらした悲劇は未曾有の経済危機であるけれど、それは向こう2~3年は続くと予測されていた。それはワクチン開発されれば、コロナの脅威は無効化されるという論調だった。しかしいつしかワクチンの話はあまり聞かなくなったように思う。効果が実証されるにはあまりにも実験結果が乏しいからだ。また、いまヨーロッパで猛威を振るうコロナは変異体であるという指摘すらある。そうなるとワクチンどころではなくなるだろう。その結果として向こう2~3年が延長された。向こう10年はこの驚異に晒されるのだというのがこの筆者の言いたいことの一端であろうと思う。10年あれば世界はまるっと変わるには十分すぎる程の時間だ。一体どのくらいの社会が破壊され、人々の暮らしを脅かすのか、もはや想像したくないほどの途方もない損害があるだろう。誰も彼も、この先に明るい未来を描くことなどできはしない。せいぜいできることと言えばそれらを軽視し、見なかったことにするという方法論くらいしかない。それを今年の夏わたしはリアルに実行に移していただけに、ここまで世の中がコロナに対する認識を悪い方向へ更新し続けなければならないことを思うともはや忘れ去りたくなるのも無理もないことのように思う。それらの辛く厳しい現実を忘れさせるためのエンタメとしての鬼滅の刃は確かにいい薬だ。夢も希望もない諦めの境地にあってもなお、未来を諦めずに戦うその様はまさに、私たちが欲しくても獲得できないでいる強さそのものだ。それを偶然にもアニメは体現しているとわたしなどは常々思っている。しかし、私たちは空想や物語に一縷の望みを描くことはあっても、そこに沈殿し続ける訳には行かない現実がある。もしもこの記事のようにコロナ禍がこれからずっと、永遠に続くのだとしたら、いやもうよそう。続くのだと思い込むことにすべきだ。そこには確かに絶望がある。しかしそれを、無視して先にはすすめない。絶望をコントロールする必要がありそうだ。絶望はある。けれども今この目の前のとりあえず明日という希望を噛み締めなければ。そんな超短期目標を日々クリアしていく。それがコロナという大きな嵐の中を進む私たちに残された唯一の救いだと私は、思っている。アメリカの大統領選挙は、たしかに気になる。けれども私たちはまず明日一日をどうやって生きるか。そんなミクロな視点で考え、行動する中で浮かび上がる幸せを見逃してはいけないのだと思ったりする。

 

それじゃぁまたね(了)