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いよいよ新型「iPhone」発表迫る!中身を大予想 | スマホ・ガジェット | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準



iPhone12を待つ人はどれくらいいるのか?

毎年9月に新作を発表してきたApple。しかし今年は新型iPhoneの発表はされなかった。今年は無いのか……と思われた矢先、遅れること約1ヶ月後の10月14日の深夜2時から新型iPhone12の発表を行うとアナウンスされた。わたしがiPhoneの進化について期待と希望を持って見ていたのはiPhoneXの頃まで。そこから先、iPhone11になった時、わたしは説明できないほどの蛇足感に苛まれた。iPhoneはもう先進的なプロダクトではなくなった。余計なものを付け始めたのだ、と。そして、今度のiPhone12。何がそんなにすごいのだろう。見送られ続けた5Gへの対応がポイントになると予測される。あれだけ5Gの到来を心待ちにしていた去年のムードはどこかへ吹き飛んだ。オリンピックもない。あぁそうだ、コロナ禍のせいだ。新しいテクノロジー、新しいプロダクツ。それらが指し示す新しい生活様式は一変して、というか、コロナがその役割を果たしている。人が作り出す製品ではなく、自然界からもたらされた(とされる)ウイルスによって、世界地図は塗り替えられ、新しい生活様式は、コロナによって人々にもたらされたといって過言ではない。しかし、その新しい生活様式は、必ずしも人々を幸せにしなかった。つまり、性急な変化、必要以上に抑圧された世の中では窮屈さだけが目立ち、そこに新たなテクノロジー、例えば体温計や、AIによるロボット、果てはドローンなどに至るものまで、それは新しい生活様式ではあるものの、必ずしも世の中の人々から拍手で歓迎されたわけではない。どちらかと言えば渋々そうなったと言える変化で、1部ではAIが仕事を奪うのではないかという心配論すらスタンダード化している。つまり。いま世の中が求めているのはインターネットの高速化でも、プロセッサの処理能力の速度でも、ない。そのプロダクトが人々にもたらす幸福の形。そのプロダクトが実現する、持続可能性に富んだビジネスモデル、おもびストレスフリーなライフスタイルである。もちろんそこに至るまでに高度なテクノロジーが結びついているだろうことは想像に硬くはないのだが、何でも高速化、高機能化、高速処理、大容量……では、ないということだ。つまり、一言で言えば、それで、なにができるようになるの?である。そこに対する人々の理解力が追いついていないのだとすると、性急な進化を遂げるiPhone12はまさにその筆頭と言える。誰も、理解できないし、それがもたらす未来を信じられるほど現実に希望が残っていないからでもある。希望があれば……?結局のところ、夢や希望、その他未来の展望とやらは、今の幸せの延長線上に見える蜃気楼のようなもので、今の幸せが覚束無い現時点での情勢では、その先の幸せを享受することは本来できはしない。欲しい幸せは、今の幸せなのだ。今の幸せ。コロナ禍のないせかい。オリンピックが行われ、人々に笑顔が戻る世界。そんなものは、しばらく来ないだろう。いや、悲観的だとかそういうことではなく。だからこそ、人々は求めるのだ。今のままがいい、と。それは現状維持なんかじゃない。衰退そのものだ。何もしなければ何も起きない。何かの縁が働いてコロナが消えるか?勘違いしてはいけない。だからこそ、今必要なのは自分自身の立ち位置の確認および、地道な努力の積み重ねなのである。

 

それじゃあまたね(了)