ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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『あつまれ どうぶつの森』を介して知り合い結婚したカップル現る。夜中ぶっ続けで遊び愛を育む | AUTOMATON



あつまれどうぶつの森はコミュニケーションゲームだったのか。

去年のクリスマスにようやく手にしたNintendoSwitch。そして唯一持っているゲームタイトルが、あつまれどうぶつの森だったわたし。娘がプレイしているのを脇で見るだけなのでこのゲームがどういうものかと聞かれても的確に答えることが出来ない。少なくともわたしは、ゲーム内で誰かと知り合い、コミュニケーションを取るようなゲームという認識はなかった。ひたすらにのんびりするだけの、生活系シュミレーションゲームという認識がわたしのあつまれどうぶつの森に対するそれである。知り合いの島に遊びに行くことはできることを最近知ったわたし。夢番地なるものを入力することで、他のユーザーが作った島に遊びに行けるというものだが、それはあくまで夢の中という設定。ゲームの中で交流するわけではない。だが、この投稿者の場合のように、Facebookや、Twitterなどの他のSNSサービスを活用することで、交流の幅を広げることは出来る。そして知り合った男女がお互いに結婚を意識するような年齢で(また、お互いに異性であり、異性愛者であった)、その決断に至ったことはまあ素敵なことのように思う。少なくとも、コロナ禍において、他人、それもよく知らない異性と趣味を通じて交流することはリアルの現場では壊滅的になっている。あったとしてマスク越し、ソーシャルディスタンス越しでは、育まれるものも育まれない。そのことはもしかすると世界的に少子化を加速させる要因となるのだろうなとも思う。出会いがなければ結婚しない。結婚しなければ子どもを作ろうという人も少数派である。わたしはファイナルファンタジー14というオンラインゲームで出会い、結婚したというケースが稀に(いやごく頻繁に)あるという事実を知っている。そしてそれは出会いの場がオンラインに移っただけで、結局はモテる人がモテるだけという残酷な現実がそこにあるということも理解している。だが出会いがあるだけまだマシという言い方もできる。そして、ゲーム内だけで完結しようと思えば、リアルに発展させないという条件を設けることも容易だ。それはリアルで恋人がいたり伴侶がいたりして、ゲームとリアルを分けて考えたい層にもフィットしている。同時に安全圏から恋愛市場に参加出来るという意味でも有益である。そしてわたしのような一人ぼっちが板についてしまった人間でさえ、オンラインゲームというのは友達を授けてくれるのだ。ここにおいて、わたしは大変大きなギフトをもらっているという実感値がある。その事がもたらす精神的安定感や多幸感はもはや言葉にするまでもないだろう。この世の中にわたしというキャラクターを理解し、そして存在を認めてくれるという優しさが私の心にどれだけ深い感情をもたらしてくれているのか。たまに考えてみるのだが本当に得がたく、ありがたい事実としてここ数年の私を支え続けてくれている。あつまれどうぶつの森だけにとどまらず、あらゆるゲームで他人と知り合い、そして存在を認め会えるのであればもはや趣味で外に出かけることすら不要である。家の中でぬくぬくとボッチを決めながらも、心はネットの友人たちと交流する。そういう意味だけで言えばいい時代になったと言えそうだ。お金を儲けるというタスクもそうやってオンラインで完結できる時代になってくれればなぁと改めて思う今日この頃である。(今でもできなくはないけどリスキー過ぎる)

 

それじゃあまたね(了)