ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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クラウドに強いGAFAとマイクロソフトの攻勢に、任天堂は対抗できるのか? | スタートアップとテクノロジーの世界地図 | ダイヤモンド・オンライン



GAFA+Mは確かに強い。しかし任天堂?もしも任天堂が勝つために必要なのは、勝利条件を別に設定することだけだ。

勝負と書くと、勝ち負けがあると思いがちだ。だがそれは相手の敷いたルールで戦った場合での話。つまり、分かりやすくいえば、相手と勝負しないバトルを仕掛けることも戦略としては有効だ。相手がクラウドゲーミンクを進めていくのならばその逆を行く。または、相手が思いもよらなかったような分野で一人勝ちを目指す。日本が得意とするのは後者だろう。GAFAは強いことは誰もが認めるところだがそこに追従するような戦いを挑むのは賢い戦いとは言えない。もちろん二匹目のドジョウを狙うような戦略もあっていいが、それは勝負という意味では勝ったと言いがたい。それよりも勝負を避け、別ベクトルで進化していく。それこそが任天堂がすべきことなのではあるまいか。私個人的に、ようやくSwitchを手に入れてあつまれどうぶつの森をplayしているわけだが、あらためてそう思う。NintendoSwitchは、任天堂らしくない。まずハードウェア面。つくりがとても簡素化されている。電話のできないスマホ、という印象を受けた。おもったよりも小さい。また、デザイン面でなにか革新性がある訳でもない。スーパーファミコンのそれで衝撃を受けた世代の私からするとなんだか、物足りない。Wiiのときはまだ驚きがあった。それが、Switchにはない。本当はあるのかもしれないがわたしには感じられなかった。次にソフトのラインナップ。任天堂お得意のマリオ、スプラトゥーンカービィ、等、キャラクタゲームがずらりと並ぶ。ずらり?いやちがうな。少ない。一通りあるのかもしれないが、選択肢がない。まるでない。もちろんそれぞれのソフトはやればハマるような面白いソフトなのだろう。だが、どうにも興味がわかない。唯一興味が湧くのがあつまれどうぶつの森。それ以外には、ない。任天堂プラットフォーマーだという指摘は正しい。だが、任天堂が作るプラットフォームはもはやどこにもない。今私の目の前にあるのは、ゲームを起動させるためのスマートフォン(電話なし)である。つまり、任天堂がいま行っているのは、人気キャラクターを活用した版権ゲームである。そこに新たな革新性があるわけでなく、求められるものをリリースしているだけの、1ゲームメーカーになってしまったのではないだろうか。ここまで任天堂をさげる論述だが、逆をいえばそのキャラクターデザインに革新性がある。唯一無二だし、世界共通だ。そこが揺るがない限り、任天堂は安泰であると言える。革新性のあるキャラクタを生み出し続けることができれば任天堂の存在価値はある。その部分はおそらく大丈夫ではないだろうか。なぜそう言えるのかはわからない。単に、任天堂に対するブランド力は、素晴らしいキャラクターを生み出せる部分にあると思うから、としか表現のしょうがない。つまり、そういうことだ。GAFAば強い。GAFAには勝てない。だが、GAFAはキャラクターを生み出すことはできない。合理化、最適化、そしてデジタル化における、利益の最大化というジャンルの巨人たちである。新たな産業を生み出すことはできても、新たなキャラクターで世界中を魅了することはできない。しいて言うなら、iPhoneはそうか?だが、その革新性はもはや望めないだろう。そもそも任天堂GAFAに勝とうとしていない。打倒GAFAと言っている時点で相手のルールで戦っていることになる。それでは勝てない。勝つためには相手を知り、自分を知り、自分のやるべきことを勇気を持って進めていく。その力はまだ任天堂にはあるとわたしは思う。日本の企業がこれからも世界で戦う必要があるとしたら、そこにこそ存在意義があると思うのだ。

 

それじゃぁまたね(了)