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森永卓郎が予言「株価バブルは3~5月に崩壊する。危険な指標ときっかけは……」(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース



森永氏の指摘を鵜呑みにする訳では無いけれど

株価、特にビットコインなどの暗号資産の値動きの激しさを見るに、近年の資産バブルの熾烈は明らかだ。よほどの資産家でない限り、もはや手を出すべきではないと感じている。そんなわたしも去年の今頃はこれからは資産運用にも挑戦して老後の資金を貯めようと頑張ったことがある。まあ結果は鳴かず飛ばずでどちらかと言えば失敗した。自己弁護させてもらえば、わたしのような貧乏な一般市民が手を出して何かを得られるほど甘い世界ではなかったということを学べたことは収穫だったわけで、そういう意味では成功であった。まあそんなふうにお金を働かせようと思うこと自体、転職でほんの少しの退職金を受け取ったからなんだけどね。ありがとう前職の会社。少しだけでも助かってます。なので、これが老後の、それも、ウン千万という額を手にしてから体験しなくて良かったと思っているわたしです。そんときにやってたら絶対今みたいなスピードで取り引きできないから確実に資産減らしてたと断言出来る。そして、かける額も大きいだろうから……ぶるぶる。人間やはり真面目にこつこついきていくしかないのだと改めて思う。こつこつ均等にドルコスト平均法で……という指摘もごもっとも。でもそれも結局は資金力がものを言うわけで。大きな元手がある人はその通り。そうでなければやはり同じことなのだと私は思うよ。そうねえ、最低でも1000万以上の余剰金がある人?そんな人滅多にいない。

さて本題。森永氏の指摘は私もちょくちょく目にしているからどんな論調か知っているほうだけれど、基本的にはリスクに目を向けられる人。過去のデータを元に確率論的に冷静に分析できる一方、破滅的な出来事をある種望んでいるような、恐怖を誇張してエンタメに変換している節を感じる論客のひとり。もちろんそのビフォアクライシスを予言することの興味深さ、面白さは中々のものなのでわたしは好意的に見ているひとりです。だってそうでしょ?面白いもの。そして、あらゆるリスクを指摘しつつ、だからやめとけ!と諭すのではなく、リスク自体を暴くことをたのしいこととして論理建てて説明できる人なかなかいないもん。そして、リスクを学べることはあらゆる人にとってメリットしかないわけで。リスクを学んだ上でトライするのと、何も知らずにトライするのとでは挑戦する意味がまるで違うと思う。前者は勇気だが、後者は単なる向こう見ずだ。さて、今回の指摘はある意味で正しいと感じた。というのも、同様の指摘をいくつかの記事で見ているというのもひとつだが、テスラの株価がすでに高すぎる事実を論理的に指摘できているところが大きい。わたしもなぜ、1アメリカの電気自動車のメーカーがトヨタ時価総額の2倍という有り得ない自体になっているのかと長らく疑問に思っていた。違和感と言っていい。確かにテスラはトヨタが出来なかった英断によって一気に自動車産業を電気自動車にシフトしそうな雰囲気はあった。しかしそれはあくまで雰囲気であって、時間が経てば経つほどトヨタという巨大工場が動き出すことであっという間に巻き返しできる戦況である。スマートフォンなどの電子機器と違って、自動車産業はあらゆる工程を経て作られる工業製品であり、アイデアひとつで塗り替えられるほど単純ではない。ある日突然自動車産業が無くなったりしないことと同様に、ある日突然、ガソリン自動車がきれいさっぱり消えてなくなりでもしなければ、実体経済において、テスラがトヨタに勝てる理由などありはしないのである。現時点でテスラが、トヨタよりはスピードで優っているというだけで、そのスピード感も、数年経てば追い抜くことができるレベルの僅差である。ただその僅差の方向性が新しいというだけだ。つまり、いまの金融資産バブルのように一時的なものであり、長く持って2~3年ではなかろうか。これは単純にわたしの予測なのでまぁ当たらないだろうけど。論理的に指摘することができないのがわたしの限界……。そして森永氏のバブルはいつ弾けるのかという指摘について感じることを述べたい。森永氏の指摘するとおり、わたしも長期金利が上がったタイミングだろうと思う。あくまで、世の中の余ったお金が行き場をなくして株や暗号資産に一時的に集まっているに過ぎない。いまよ  より国債が安全で確実性の高い資産になれぱ即座にそちらにお金は逆流するだろう。そうなれば株価は従来の落ち着きを取り戻し、実体経済に準じた価格になる。それはつまりバブル崩壊を意味する。それを暴落と表現する方が正しいのか、そもそもが爆上げと言っていい株価であるので、正しい価格に戻ると言った方がいい。だから今のような高値で買うのは馬鹿げているという指摘は正しい。そうでなくとも値動きが早すぎて取り引きできないからである。買い時と思った矢先に買値が高騰し、逆に売り時と思った瞬間に暴落するのだ。そんなの手元資金がいくらあっても足りやしない。ただ唯一、森永氏の指摘で気になるのは、過去のバブル期が70ヶ月、50ヶ月続いたからと言って、今回の80ヶ月は満期であると言う指摘は正しいのだろうか。バブルを操作できるいまの国際金融資本家たちの時代において、それはいつ弾けさせるかという腹積もりでしかない。それは弾けさせる、というよりは、精算するというか、別の儲け先を作ってから、安全に国際金融資本家たちが利益を逃がすというタイミングなのではないかと思う。それはいつか?そんな1ヶ月や2ヶ月先であるはずがない。いくら国際金融資本家達が莫大な資金力を持ってこの世界を支配しているとは言っても、利益の逃がし先を作ってからでないと思えるからである。それをビットコインという既存の価値に見るのは早計であると思う。あくまでそれは国際金融資本家達が仕掛けたテストプロジェクトのようなものだ。本命ではないだろう。ビットコインの高騰という事実を得ることが出来たいま、暗号資産はいずれ崩壊する。すでにその、予兆として、新たなキーワードが指し示された。それが、デジタルドルである。デジタルドルという単語が示すのは、暗号資産の終わりの始まりであると私は思う。それは来月突然やってくるものなのか?いくらFRBが力を持っているとしても、通貨である以上、他国との調整がなければ使いたくても使えない。使ってもらって始めて通貨である。そのための準備期間はやはり2~3年はかかるだろう。そこには解決すべき政治の壁が存在するからだ。それを秩序と呼ぶべきなのか、建前あるいは準備期間と呼ぶのかはわからない。けれど、デジタルドルなどと言う聞いたことの無い単語を世の中の人が認識するまでにはまだ数年はかかるだろうと思う。だからある日突然バブル崩壊など起きないだろう。もしそれが起きるのなら無制限の金融緩和などそもそもしないからだ。この措置は禁じ手である上に永遠に続くことのできない究極の経済対策であることは事実だ。それは次の対策ができるまでのつなぎの策である。では次の対策とはなにか。それこそがデジタルドルであり、現在の国際通貨をドルからデジタルドルへと移行することであると私は思っている。そのときの1番の障害はなにか。それこそ、いま1ビット500万円を超えているビットコイン。暗号資産そのものである。

 

それじゃぁまたね(了)