"新商品「とんかつ!!てりたま」 唐沢寿明出演の新Webムービー＆CM公開" を YouTube で見る
コマーシャルは
エモーショナルでなくては
ならない。
わたしは常々そう思っている。
表現の派手さやお金の投資額で
それらはある程度は担保出来る。
たが重要なのはそこじゃない。
伝えるべきメッセージが
時代の空気と合致した時、
受け手に与えるインパクトは
その2倍、3倍、それ以上となる。
わたしは
広告が好きなのだ。
や。広告とゆっても
なんていうか。
エモーショナルや
パッションといったものとは
無縁な事務的な世界が広告には
広がっていることはしっている。
それでもだ。
コマーシャルは粛々と行われるべきで
芸術ではない。それもわかる。
いや、芸術的なのは逆に苦手だ。
しかし、である。
エモーショナルなCMは存在する。
あれもこれも流行りをてんこ盛りの、
ではなく。
それよりも。
なんていうか。
ありそうでなかった
素直なメッセージ。のようなもの。
元気の無い人に
元気だしてと言わない。
落ち込んでいる人に
ファイト！も言わない。
悩んでいる人に
相談して？も言わない。
そこに潜むもの、
それがエモーショナルだ。
今回のマクドナルドのCM。
今朝録画しておいた深夜ドラマの枠で
たまたま拝見した。見入った。
いや、巻き戻してもっかい見た。
なんなら、YouTubeでさがして
ロングバージョンすら見た。
いい。どこがいいかって
コピーがいい。
すぐそこに
春の出会いが待ってるよ。
全私が泣くわ。
解説するのもおこがましいけど、
春と「出会い」から連想される事柄。
忘れていませんか？
春はうきうきする季節だって。
花粉症？
新型コロナウィルス？
オリンピック延期？
世界恐慌？
先行き不安？
ちがうよ？
僕らがいま、迎えるのは
春じゃないか。
いつ来るの？
来るよ。春はもう、「すぐそこに」。
春。ハル。
岡山天音さんのどこか懐かしい姿。
本心を隠そうともしないその愛くるしさ。
未来を予言する天使にこう言い放つ。
「やっぱり僕、未来は知りたくないです」
「どうして？」
「どきどきしたいから」
未来はわからない。
わからないってどきどきするものだよね。
春をイメージできた？
それこそがエモーショナルな
コマーシャル！
すぐそこに
春の出会いが待ってる。
わたしは信じてみたいのだ。
春を。
どんな素敵な春が訪れるのかを。
それじゃあ、またね（了）
