ボーナスを貰った次の日に辞めた新入社員。それってアリ!?
理不尽な新入社員ととるか
仕方ない運命だと諦めるか。
先日、ゲーム内で私が遊んでいるFF14を始めたばかりだと言う人と接することがあった。その人の選んだ職業は斧術士。ロールはタンクだ。そしてようやく初めてのダンジョンデビュー。ほかのプレイヤーと4人で挑むコンテンツだ。意気揚々と望んだが、あまり上手く出来なかったようでいろいろ失敗。最後にはほかのメンバーから「向いてない」などと言われてしまった。らしい。でもその初心者さんは「やりたい職業をしているだけ。手間をかけたことは謝るが、そもそも失敗して何が悪いのか。」と思ったそうだ。ふむ。そして私が今所属するCWLSに誘われる形で加入した。
あるとき、ダンジョンに不安があるその人のためにメンバーを募って知り合い同士で和気あいあいとダンジョン攻略しようということに。私も喜んでそこに参加した。ダンジョンの途中では様々なコツやアドバイスを受けて少しずつ理解してきたようだった。わたしは「すごいよ。才能あるよ」と言った。その人は「自分なりに研究しました。嬉しいです」と笑った。
そのあと、時間があったので、職業選びの参考になればともう一度集まることになった。その人はメインクエを進めているので無理にやらなくても、と言った。わたしともう一人の子はやる気になっていた。
そしてとある場所で職業デモンストレーションが行われた。木人に向かってひたすら戦うわたし。職業についてのレクチャーも同時に行われた。一通り終わってわたしは「なにかやってみたい職業とかあった?」と聞いた。その人は「どれもやってみたいです!」と言った。「でもタンクが1番かもです」と言った。
その日の夜。その人はFF14から去っていった。文字通り去った。引退した。理由を周りの人に言っていた。それは「メインクエも進めなくちゃいけないし、やりたい職業もいっぱいあるしで考えるのに疲れました。引退します」だった。
話を戻そう。新入社員の話だ。
私はこの話を見て、まっさきに
ゲームの中でであったあの人を思い出した。
「わたしが、やりすぎたのかな」
「もっとその人のペースを考えなくてはならなかったな」
※
勘違いしてほしくはないので
はっきりいっておくと、
わたしはこの人を批判したいのではない。
ただたりのままを記録したかったのだ。
色んな人がいて色んな、タイミングがある。
そのことを気づかせてくれた。
また、noteでも同じゲームを初めて
日記を楽しそうに書いていた人がいたが
その人も引退した。数日であった。
それもその人の人生だと思っている。
良し悪しではなく、
人はそれぞれの目的があり
選択肢がある。
わたしもそうだ。
このゲームの難しさに何度も
辞めようと思った。けれどその度に
優しい先輩方に救われていまがある。
結局のところ、最初から上手くいかないのでリアルなら先輩社員の方、
ゲームなら先輩ゲーマーのおかげで
私は今日も綱渡れました。
それじゃあまたね(了)