ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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大恐慌でコンビニバイト志願者爆増!…が「口もろくにきけない」ゴミ日本人ばかり 日本人より外国人留学生優先 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)



まず前提がおかしくないか?

コンビニバイトが楽な仕事という前提がおかしい。そんなに楽な仕事なのだろうか。わたしは田舎でコンビニがまだない時代に学生をやっていたのでバイトといえば、引越し屋の手伝いか、レンタルビデオ店と相場は決まっていた。あとは、レストラン。コンビニのバイトは立ち仕事である。レジ打ち、そして品出し、ごみ捨て、店内掃除。税金の支払い、宅配の受け取り、クレーマー客の対応。夜間にもなれば強盗、窃盗、脅迫……。まさにブラックバイトのような職場だ(全部ではないだろうが)。レジ打ちという意味でいえば、スーパーのレジの方が楽に思える。スーパーなら掃除は別担当だろう。クレーマーには社員が対応してくれる。税金や荷物の受け取りなどはレジ打ちはすまい。そう考えればマルチに働ける人でなければ務まらないからだ。一方で昨今は外国人が多いという指摘。これはどうだろう。都心部は前から、具体的には、昨年秋に東京に行った時もかなりの割合で外国人が働いていた。私の住む地域でも中国、韓国、どこの国かはわからないが、黒人の方もいた。いずれも流暢な日本語を話す。コンビニバイトも多国籍なのね、と思った矢先、コロナが日本を覆った。その後、ようやく、収まった頃にコンビニを利用すると、そこから外国人の気配はほとんど無くなっていた。いや、夜間にならいるのかもしれない。しかし、少なくとも日中の外国人はほとんど見かけなくなった。それは国に帰ったのかもしれない。この記事のように、日本人の求職者が増え、わざわざ外国籍の人を雇う理由などなくなったのかもしれない。しかし、コンビニバイトに、多言語を求めるようなオーナーはごく1部ではないだろうか。それこそ、都心部。外国人がたくさん来るところ。だがここにも疑問が残る。いま、コロナの影響で外国人の観光客は減っている。それこそ90%に近い減少だろう。つまり、多言語である必要性は薄まっていると考えるべきだ。もちろん、今現時点で日本に暮らしている外国籍の方もいるだろう。それにしたって、全く日本語が話せないなんて人は稀だろうし、かりにそうだとしても、コンビニでの買い物にボディランゲージさえあれば大抵の事はクリア出来てしまう。それすらできないのが観光客だ。先程も言ったが観光客は、いない。

この記事は誤った前提のもとに、かなり偏見と固定概念を持った2人によるやりとりにみえてしまう。2人とは、オーナーと、そして、この記者である。もちろん、マクロ的な視点でこの話を見るにはもっとたくさんのデータをとるべきだろうし、それをする理由、または意義なんて調査に伴う苦労にそぐわないのだろう。つまり、だれもしない。結局のところ、この記事は、たまたま話を聞いたコンビニオーナーが外国人を積極採用しており、それは、若い日本人アルバイトがいないこと、たまに来てもまともな人がいないこと。それでも求人の問い合わせが多いことという状況からそうしているだけのただのひとつの事例だと思われる。それがダメとか言っているのではない。ちゃんと話を聞き原稿に認められている見事な体験談だ。だが、私の住む地域ではそれは逆のことが起きている。そんな気がして仕方がないのである。あ、確かにコンビニバイトの年齢層が、若くなった気がする。前よりも。

 

それじゃぁまたね(了)