ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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オンライン接客で売上は前年比増!コロナ禍に負けずファンの輪を広げるIKEUCHI ORGANIC (1/3):MarkeZine(マーケジン)



誰に、何を、どうやって売るかを考えて実行すれば、コロナは関係なく売れる。

この記事を通じて感じたことはまさにそれだ。コロナ、コロナ、コロナと狼狽えていない。今治タオルのこの会社は1度潰れかけている。そのとき痛感した。熱狂的なファンに売ろう。これが誰にである。何を、についてはオーガニックコットンという分かりやすい価値を提供することに決めた。その読みが当たりしっかりと熱狂的なファンに売ることが出来た。では、肝心の「どうやって売るか」についてはどうか?ここについてはやはり熱狂的なファンに絞ったことによって、しっかりとどうやって売れば喜んでもらえるかという点に注目できたのだろう。それは価格ではなく、今治タオルならではの良さを90分語れるだけの熱意をそのままファンに伝えるやり方。ファンは今治タオルが好きだ。だが、その好きの理由は説明しようにもなかなかできない。そこに、メーカーならではの熱意とプライドを傾けるエピソードをそのまま伝えることで、「そうだったのか!」という気づきとともにファンに伝わる。伝わればファンは逃げない。そして、メーカーも伝えたからにはそれをしっかりと守ろうとするだろう。ここに幸せな好循環が起きたに違いない。そしてそのサイクルを回す中で生まれたファンベースが強固なものになっていった。そんな中訪れたビジネスの新しい形、オンライン商談。その流れにも柔軟に対応。すぐさま採り入れられたのは普段から熱狂的なファンとコミュニケーションを取っていたから。オンライン商談についての要望も顧客から得たものだと言う。しっかりとヒアリングできている証拠だ。答えはすでに自社と顧客の間に存在する。それを聞く勇気とどんなに辛辣な意見も聞き届けるという覚悟があればできることだ。しかしこれがなかなかできる会社が少ない。お客様からの貴重なご意見とは言うものの、その殆どをクレームとして処理しているような会社に熱狂的なファンは着いたりはしない。お客はこちらが思うよりもシビアに見ているものだ。それを知っている経営陣でなければこうはいくまい。やはり1度潰れかけているという事実、それを熱狂的なファンが支えてくれたという事実がしっかりと、企業の中に芽生えているのだろう。そんな会社なら、どんなに社会が変貌しようと、コロナでイベントが出来なかろうと、常に顧客とのコミュニケーションを通じてそのときどきの最適解を見つけることが出来さえすれば、何も恐れることは無いのである。ここに、商売の基本、お客を喜ばせるにはどうすればいいかを愚直に実行出来る会社の凄さがある。なるほどこれなら、コロナは全く関係がない。売上を伸ばす会社にはそれなりの理由があるのだ。なにも、宣伝が上手いだけではないのである。

 

それじゃあ、またね(了)