ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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鬼滅の刃ごっこで、園児が首を斬るマネ…残酷シーンを子供に観せる時の注意点(女子SPA!)



叩きやすい記事をあえて晒すYahooニュースの好例。

鬼滅の刃を子どもに見せるか見せないか。どこの家庭でも1度は議論に上がったことだろう。子どもが男の子か、女の子か。小学生かさらにその下か。兄弟はいるか。など。これだけ話題なら観せないと話題に遅れてしまう。そんな親の声が聞こえてくる。わたしはこの問題について、観せないという選択を選んだ。女の子だということもあるが、それほど観たい!とはならなかったことも理由である。しかし、前述の指摘ももっともだ。話題に乗り遅れては可愛そうである。そこで我が家では、まず、親がTVシリーズを全部見た。つまり検閲である。そしてこれはさすがに残酷すぎると判断。残酷シーンを飛ばすまたは早送りするというフィルターをかけたうえで子どもと一緒に視聴した。そのおかげで概ねストーリーは理解しただろう(もっとも、子どもはYouTubeでかなり下調べしていてキャラ名などを全て把握していたが)。映画はというと、これもまず親が検閲することにした。しかし、検閲のために1人1100円は高い。そこで、わたしはノベライズ版を購入した。700円くらいだったと思う。そして、読み聞かせよろしく、親が声に出して読んで聞かせた。そしてストーリーを理解することが出来た。映画はまだ見せていない。そうはいっても見ないで否定するのもどうかと思い直し、ノベライズ版が素晴らしかったこともあって、とりあえず片親だけ1人で映画館に検閲することにした。結果、面白かった。だが、やはりというか懸念した残酷さについてはやはり見逃せないものがあったのである。それにノベライズ版で顛末を知っているので感動は半減したと言っていい。結果、映画は見せなくて良いという判断に至っている。子どももそれを不服とする様子もない。よってこの問題はノベライズ版の存在によって綺麗さっぱり、解決したのである。ノベライズ版は、その後、漫画版にないオリジナルのストーリーが展開される番外編があり、第1弾から、第3段まである。それはノベライズ版が素晴らしかったことを受けてすべて入手した。いずれまた読み聞かせたいと思っている。まとめると、鬼滅の刃はとても素晴らしい作品だ。それは主にストーリー、キャラ設定、キャラ同士のやり取りに現れていると思う。これほどまで、キャラが「生きて」感じられる作品は久しぶりだ。まるで同級生の知り合いのような親近感があるキャラ達は珍しい。作品の中の辛辣な彼らに対してそう思うのではなく、中高一貫キメツ学園などに代表される学パロや、Twitterで頻出する現パロに対してだ。煉獄杏寿郎が作品の中で退場することに感動を覚えるというよりは、ああいう人いるよねとか、あれはあくまで収録で本当は生きてるとか、そういう感覚すらあるのだからなんというかキャラの存在感は見事である。鬼滅の刃は終わった話ではある。だが、彼らのキャラクターはまだ終わった訳では無い。いや、終わらせなどしないだろう。そういう意味で終わらない作品に出逢えたことは2020年が特殊な年であったことをさしひいてでも余りある幸運であったと私なんかは思うので、話題になってるから……だけで鬼滅の刃を子どもに見せるのはこの記事が指摘するまでもなく、あらゆる影響を与えるのは必至なのでそれぞれで適切に判断してほしいと願うばかりだ。少なくともこの作品が引き金になって犯罪やトラブルが起こる、とはないと思ってはいるのだが(問題が起きるとしたら作品の影響ではなく、家庭環境にある)。

 

それじゃぁまたね(了)