ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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『ファイナルファンタジー16』は「コンソール時限独占」であると、海外PS公式サイトが記載。錯綜する対応ハード情報 | AUTOMATON



あれ?ストーリーっていつ明かされたの?(ツッコミ待ちですよ?)

まず真っ先に、注目すべきは主人公では無いのかもしれない。そう思った。それはなぜか?ヴァリスゼアである。ヴァリス。そして、ゼア。エオルゼアとの対比。そのままズバリ、ヴァリスとは帝国の名ではないか。ゼアとはここでは無いどこか。ヴァリスが生きている世界の名だとしたら。それはエオルゼアでは未だ謎のヴェールに包まれている地域、ガレマール帝国領のそれである。彼の地はガレアン族が暮らす地域であり、魔法が使えない彼らは魔法に変わる力のとして、主に機械文明を発達させてきた歴史がある。なぜかガレアン族には魔法の素質がない。魔法の素質がないのではなく、魔法が禁忌とされ魔法の素質を持つ人が「いなくなった」世界だとしたら?かねてより、エオルゼアヴァリスゼアの関連性は語られている。マザークリスタル。蛮族。魔法。そして、召喚獣(または蛮神)。それらが指し示すのはエオルゼアとのリンクだ。エオルゼアとどのように接続されるのか?ズバリわたしはエオルゼアの過去だと断言したい。ストーリーを構成する脚本はかのナツコイシカワ氏だ。そこに、プロデューサーの吉田直樹氏が絡んでいる。ディレクターこそ違う人だが、FF14からの引用がないわけが無い。むしろ、積極的に入れてくるだろう。それは、かつてドラゴンクエスト11がやったような、ドラゴンクエスト1への回帰。つまり、ロトシリーズの前日談を語るというアレだ。エオルゼアの過去を語るのだとしたらたしかに辻褄が合いそうだ。エオルゼアは次の大型パッチである「暁月のフィナーレ」で1連の話に区切りをつけるだろう。それは惑星ハイデリンの誕生、ゾディアークとの因縁の対決。ガレマール帝国とエオルゼア同盟軍との結末。アシエンとの対決……まあこのあたりをハッキリとクッキリと描くのだろうが、それよりも前の話をするのであれば、ファイナルファンタジー16は14がどんな結末になろうと邪魔をしない。そればかりか、物語に深みを与える効果も期待できる。14ユーザーからは14の世界観にさらなる奥行が生まれ、14をまだ体験したことの無いユーザーは、16という入口からさらに縦に横に広がるエオルゼアという世界を体験するきっかけにも繋がる。おそらく、16の世界が14に登場するのもそう遠い未来ではないだろう。むしろ、かなり早い段階でコラボしていいくらいである。早く出すことで話題性のある内に実績を作ることが出来るからだ。実績とはつまり、人気を裏付けるということである。つい数年前に行われたファイナルファンタジー15とのコラボはそのいい例である。ファイナルファンタジー15はその頃かなりのバッシングを受けていた。だがそのコラボで手に入ったマウントレガリアは爆発的人気となり、その後レガリアマウントの再発はされていないがそれは人気がなかったからではなく、人気がありすぎて、再発のタイミングを計っているというのが正しい認識だと思われる。つまり、どんなシリーズもFF14とのコラボを経ることで新たに別の人気を得ることが出来ることが証明された格好だ。それなら、これから発売される16が万が一ヒットに恵まれなかったとしても人気を得るきっかけになる可能性がある。逆にヒットしていれば、ファン待望のコラボになる。つまり、どちらにせよ、話題作りになる。それならば、思いっきり14と親和性の高い作品にした方がいい。そういう戦略だからこその、ナツコイシカワ氏の器用であると推測される。もちろん、蒼天のイシュガルドや、暗黒剣士のジョブクエ、そして漆黒のヴィランズで見せた人気ぶりをそのまま活かしたいという側面もあるだろう。往年のファンであるところのわたしだが、やはり過去作のオマージュに溢れる14を手がける吉田直樹氏にオリジナリティは期待できないのではないかと思っていた。いや、今もその点については未知数である。往年のファンはもはやファイナルファンタジーにチャレンジを求めてなどはいない。その事は、つい先日のファンタジアンをプレイした時の感覚からしても明らかだ。わたしたち往年のファンは本当の意味での最新作を求めていない。求めるのは、過去の作品を感じられる懐かしさであり、その懐かしさのアップデートである。そのひとつの答えがリメイクである。そしてその次の答えが終わらないファイナルファンタジーとしてのMMORPGだ。そこに帰属するのであれば、もはや新作の存在意義はもはやこれまでとはまるで違うということになる。それは何か?一言で言えば往年のファンの掘り起こしであり、最新型のファイナルファンタジーへの呼び水としての入門編である。それこそがファイナルファンタジー15であったとも言えるのだが、いかんせん、あの作品は時間がかかりすぎた。同時に、最後まで作り込むためにかける時間がまったくもって足らなすぎたのである。賛否両論はあれど、ファイナルファンタジーを知らない層に対してかなり話題作りに成功した。そして、若いファンを獲得。とくに女性ファンを獲得できたと思っている。そして、16。こちらは往年のファン、とくにゲームを久しぶりに触る男性向けにターゲットされていると感じている。わたしみたいに久しぶりにゲームに触れた人が、いきなりMMORPGに挑戦するのはかなりハードルが高いと言えるだろう。普通はやらない。最近こそだいぶ緩和され、コロナの自宅需要も相まって新規ユーザーは増加傾向にある。いまむしろ、FF7リメイクでカムバックしたゲームユーザーに対する次に挑戦すべきゲームとしてMMORPGはうってつけである。そのFF7リメイクは続編を早い段階で遊べるかどうかはまったく期待できそうにない。それならば、「繋ぎ」としての最新作16を作るべきだという思惑である。それをスケジュール管理の鬼、吉田直樹氏にやらせようというのだから合理的な判断である。最適解と言えるだろう。ファンタジアンやブレイブリーデフォルト2に興味をそそられがちなわたしであるがいやいや16だって全然面白そうなのである。そしてもうひとつの予言。もし遠い未来、FF14吉田直樹氏の跡を継ぐのは、FF16のディレクターである可能性すらある。本人は否定するだろうが会社は試しているに違いない。上手くいけば吉田直樹氏のノウハウを手に入れることで第2の吉田直樹氏を作ることが出来る。そう考えれば考えるほどこの16の布陣は期待しかないのである。

 

それじゃあまたね(了)