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スクウェア・エニックス、NFTゲームへの本格参入を検討

"スクウェア・エニックス、NFTゲームへの本格参入を検討"

 

正しい判断である。

     世界的に有名なIPを持つ企業がNFTに参入することは既定路線だと言える。つまり、時間の問題だ。投機かどうかはそのNFTの希少性に寄るだろう。そしてその希少性が高ければ高いほど取引価格は高騰する。そして、最も面白い特徴が、NFTの取引による利益の一部が、権利者に還元されるという部分だ。

 

   かねてより、トレーディングカードゲームのカードには収集家たちの間で高値で取引されてきた。それは単に日本発のものであれば、それだけで希少性が高くなることに起因する。世界中にファンを獲得すればする程、需要に供給が追いつかずにインフレするのだ。それは、NFTにも同様のことが起きる。しかし、冒頭にも書いた通り、NFTは、例え権利者の預かり知らぬところでの売買(個人間取引)でも権利者に利益がもたらされる点だろう。もちろん、ガス代(手数料)はまだ高い傾向にはあるがそれもまたこのNFTの黎明期を超えたら低くなっていくものである。

 

    結論を言えば、わたしはスクウェア・エニックスほど、NFTに適したゲームメーカーも珍しいのではないかと思う。理由は2つ。ひとつは世界基準のゲームを制作運営できるノウハウがある。2つ目はMMORPGがある。この2つだ。

 

    かねてよりスクウェア・エニックスはゲームの主戦場である北米向けにゲーム開発を進めてきた。ライバルのNintendoやカプコンも同様に進めてはいるが、こと大人向けに限定すればその軍配はスクウェア・エニックスに上がりそうである。ブランドでいえば、やはりファイナルファンタジーが望ましい。

 

    いま、メタバースが盛んに叫ばれてはいるが、その分野はまさにMMORPGであると言っていい。ひろゆき氏も指摘したが、メタバースが作る仮想世界は、現実の延長である。ファイナルファンタジーに代表されるMMORPGもまた、ゲーム世界設定こそファンタジーの域を出ないが、そこで繰り広げられるコミュニケーションは現実世界の延長線上そのものだ。現に友達ができたり、リアルで結婚したりするユーザーが多いこともその理由に上げられる。

 

   では、逆にメタバースにあって、ファイナルファンタジーMMORPGにないものはなんだろう。それはNFTの存在にほかならない。つまり、ファイナルファンタジーの中のお金(ギル)と、暗号資産との互換性である。そして、もっとも大きな壁として存在すゆるのが、それらの取引を規制する「RMTの禁止」の存在である。

 

   ファイナルファンタジーはゲームなのだから、RMTはしてはいけない。そう決めたのは過去の反省からくる教訓である。しかし、その教訓は時代が変わることで、過去ののものとなろうとしているのではないか。P2Wであることを排除した世界であるところのファイナルファンタジーであるが、それにしたところで、ギルが大量にあるからと言ってそのまま強さに反映される訳では無い以上、RMTの禁止という不問率をいよいよ考え直す時期が来るのかもしれない。

 

    少なくともわたしは今のような運営がデザインした服の中から選ぶという課金システムは崩壊すると思っている。もちろん、それも公式として残るだろうが、ビジネスとして考えた時、独占ではなく、互換性を保つことで、あらゆる経済的シナジー効果を産むのは明白だ。つまりアパレル業界とのコラボレーションすることは、メリットしかないのである。

 

    いずれにせよ、スクウェア・エニックスはNFTゲームにいち早く参入すべきだ。そして、いち早くファイナルファンタジーの世界にも適用すべきである。メタ社が先んじてメタバースを反映させる状況を横目にしっかりと勉強しつつ、ここぞというタイミングで参入すればいい。メタバースが盛り上がるのと同時にファイナルファンタジーのNFTとの互換性を構築することができれば、おそらくはNFTにおけるゲームの覇者となるのは、スクウェア・エニックスになる可能性は十分にあると思うのだ。

 

それじゃあまたね(了)


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