ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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ファイナルファンタジーXIV からの装備提供について | Hanging Garden - BABYLON'S FALL | SQUARE ENIX



バビロンズフォールに対する懐の深さと牽制の同時PR。敵(ではないけど)に塩を送りつつ自らをPRする吉田直樹氏の巧妙さに脱帽。

    バビロンズフォールはハクスラである。ハクスラとは用意されたダンジョンをひたすら巡り、アイテムを集めて強くなるアクションメインの人気ジャンルである。そして、バビロンズフォールは、ニーアオートマタのプロデューサー齋藤陽介氏による新作である。そして、最も重要なポイント。それはこれがオンラインゲームであることだ。

 

    スクウェア・エニックスが誇る人気IPといえば、ドラゴンクエストファイナルファンタジー。そして。ニーアシリーズだ。それらすべてのコンテンツをオンラインゲーム化することになると言っていいのかもしれない。つまり、ドラゴンクエストは、ドラゴンクエストXファイナルファンタジーは、11と14 。そしてニーアオートマタは、このバビロンズフォールで…ということらしい。ニーアオートマタをそのままオンラインゲーム化しなかったことに何か意図がありそうではあるが、理由はともかく、スクウェア・エニックスは新たなオンラインゲームを追加した格好なのである。

 

    ニーアオートマタで世界的な人気を博したメーカー、プラチナゲームズがその地位を確かなものにするための新事業、かもしれない。プラチナゲームズスクウェア・エニックスがオンラインゲームというジャンルでどう化学反応を起こすのか?という部分に注目が集まった本作である。しかし、わたしはこの今回の記事が出るまで全くのスルーであった。バビロンズフォールという作品名は聞いたことはあっても、少し前に炎上していた…という印象しかない。確かその時はPS5用の新作ゲームにしては画面の精細さに欠ける…といった悪評だった。その時点で私の中のバビロンズフォールへの期待値はそれほど高くなかったことを記憶している。なにせ、高精細のリアル寄りなアクションゲームといえばもう1つあるからだ。それこそ、フォースポークンである。これもスクウェア・エニックスの新作ゲームだ。

 

    他にも、スクウェア・エニックスにはアクションメインの新作がある。それは、「ファイナルファンタジーオリジン ストレンジャーオブパラダイス(相変わらずタイトル長いな)」だ。しかもこれもハクスラである。オンラインゲーム、ではないのかもしれないが。こちらは、teamNINJAが絡んでいる作品である。そういう意味では、スクウェア・エニックス子会社のルミナスプロダクションによる「フォースポークン」、プラチナゲームズによる「バビロンズフォール」、teamNINJAによる「ファイナルファンタジーオリジン〜」は、すべて「ライバル」と言っていいのかもしれない。アクションメインのゲームという意味ではという条件付きであるけれど。

 

   いやいや待て待て。スクウェア・エニックスが仕掛ける新作にはまだあるでは無いか。それこそ我らが吉田直樹氏率いる、ファイナルファンタジー14の新作パッケージ「暁月のフィナーレ」である。そして、ファイナルファンタジー16だ。

 

    ファイナルファンタジー14をアクションゲームかと言われると疑問だが、コマンド式のRPGではないので、「限りなくアクションに近い」といっていい。ファイナルファンタジー16もまた、アクション寄りのアクションRPG(の予定)だ。スクウェア・エニックスアクションRPGという共通点を持たせた複数の作品を同時多発的に発表しようとしている。まさに「みだれ打ち」だ。それの意味するものとは。もしかすると、「どれがひとつでも当たれば御の字」かもしれない。同時に多発すればどれか外れても残りのひとつに人気が集中する。つまりどれかは当たる可能性は高いわけで、むしろ当てに行って大ハズレしてしまった時のイメージダウンを回避出来るという大きなメリットが存在する。また、昨今のゲームはすべてインターネットに繋がっているため、なにかバグや、不都合な仕様であったとしても、後からいくらでも改善できるのである(予算とやる気がある限り、という条件付きだけど)。

 

   そろそろ結論。わたしは吉田直樹氏と齋藤陽介氏はやはりライバルなのだと思う。そして、吉田直樹氏は、ライバルであるバビロンズフォールに助け舟を出した。それが、ファイナルファンタジー14の衣装デザインの提供である。そのことが、ファイナルファンタジー14のファンに響いた。少なくとも私には。

 

   ただし、だからと言ってプレイするか?と言われるとそれは「別」である。そして、やはりこう思うのだ。吉田直樹氏は、宣伝の天才である、と。

 

それじゃぁまたね(了)


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