ムジカのぶろぐ。By @ryoushitsu

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「面倒だけどやるべきこと」を習慣化する方法をかわいらしいアニメで分かりやすく解説したムービー - GIGAZINE



やる気スイッチなんてない。

  やるべき事は、大抵がやりたくない事である。だから後回しにするし、なんなら忘れたフリをして記憶から消してしまう。それでは、やるべき事はなされる事はない。そして、やらなくてもいい事ばかりをして時間を過ごしてしまうのだ。

    

   大変に耳が痛い。僕も仕事ではやるべき事をまず書き出して、1番やりたくないことから手をつける事にしている。やりたくない事を午前中に終わらせ、午後からはやらなくてもいいけど、やっておいた方がいいことに集中するのだ。そのためにはまず、やるべき事(=やりたくない事)を先に終わらせておく必要がある。そうする事で、その後の仕事に心の負担を残すことなく、午後は自分のペースで、クリエイティブな進め方をすることに全振りすることが出来るのだ。これは、この記事のいう、いいルーティンをする時の思考にとても近い。

 

   いいルーティンとは、理想の自分を手に入れる全てだ。理想の自分になりたいと思わない人はまず居ないだろう。いるのは、理想の自分になれないと諦める人と、諦めずにルーティン化できる人。この2種類である。確かに、ルーティン化してしまえば、脳の中の考えるというリソースを省略できる。そうすればあれやこれや悩む前に行動することが出来る。そのルーティン化した行動はもともとが、理想の自分になるための行為であるので、自然と自分は理想に近づいていく、という訳だ。これがなかなかどうして難しい。ルーティン化を実現するにはステップがあるからだ。

 

   ダラダラとすごしてしまうルーティンはさておき、自分にメリットのあるルーティンを考える時、まず、「それが本当に自分にメリットのある行為なのか?」という壁が存在する。もしかして、もっといいやり方があるのでは無いか?という問に明確な答えはない。あれもこれもやっては諦め、その結果、「何をやってもダメ」と絶望するのだ。その点について自称ルーティン化が大好きな僕から言わせてもらうと、「1番を決める癖を付けること」と、「1度決めたら他のことは忘れる」が大切だ。

 

   そもそも答えなんてないのだから、より良い答えを探したところで惑うだけ。惑ってしまうと、脳の余分なリソースを割いてしまう。するととたんに、「やるべき事」が「やりたくない事」だという認識が広がってしまう。そうなるとせっかくのルーティンも水の泡だ。なぜなら「無駄に感じるから」であり、「もっといい方法がある(これからみつける)」という言い訳に繋がる。それではダメである。

 

  そこで、先の言葉を思い出してほしい。「1番を決める癖を付ける」である。今の私にとってこの方法が1番なのだと決めたら、それを貫く。そのためには1番を決めるための心のルーティンが必要になってくる。つまり、「どうやって1番を決めるのか」というルーティンワークだ。これがなかなか難しい。

 

    僕は子どもの頃から「1番好きなもの」を聞かれた時に困ってしまう人だった。例えば「1番タイプの異性は?」「タイプのタレントは?」「一番好きなブランドは?」「一番好きなアニメは?」「一番好きなアーティストは?(これが1番苦手だ)」…枚挙に遑がない。だから当時の僕はある程度質問を事前に想定する癖を付けてその質問に備えることにした。つまり、「1番好きな〜」を聞かれたときにすぐに答えられるように、その時一番好きな物を決めておく、というルーティンだ。

 

   これは簡単そうで難しい。誰も、「今1番好きな~を教えて」と聞かれた時に即答できる人は少ないように思う。いや、僕は即答出来ないことがすごく恥ずかしく感じた。答えられずに後で「あ!あれが好きだ」と思い出してももう遅い。その話題は終わっている。それに、運良く会話の前に思い出しても「それ何?(知らない)」というもう1つ別の恐怖の会話が待っているのだけれど。

 

   そして僕は2重に準備することになる。つまり、「本当の一番好きなもの」と「一般的に理解されやすい好きなもの(1番ではない)」である。今思えば、その考え方は、カラオケでの選曲でも使っていた。僕の好きな曲はカラオケでは歌われないマイナーなアーティスト。だからそれとは別に皆が聞き馴染みのある「一般的なアーティストリスト」を作るのである。(今思い出すと、紙に書いて財布に入れたりしてたなあ。携帯を持つようになってからはメモみたいなリストがいつもあった)。

 

   話がだいぶ逸れてしまった。閑話休題。つまり、予め決めておくという癖を付けておけば、常に心の中で「1番好きなものは何か?」を自問自答する癖を付けることができる。つまり、ルーティン化だ。そうして1番を決めるためのルーティンを手に入れた僕。1番を決めるにはいつだって長い時間と自問自答の繰り返しが必要なのだ。

 

  そうして決められた1番はそうそう揺るがない。なぜならかなり長時間をかけて練りに練った1番だからだ。ようやくここで話が繋がる。つまり、理想の自分になるためのルーティン化の第1の難関「1番を決める癖を付ける」が完成するのだ。

 

   まあ、このことは同時に2番目の「1番を決めたら他のことは忘れる」もほぼ叶ったと言っていいのだけれど。そうしてある種の盲目のような視点を自らに課す。最悪間違うこともあるだろう。盲目的に選んだ1番が必ず1番である保証など無い。だがこの方法はかなり優れている点がある。それは、盲目的に1番を信じて行動しているという点だ。

 

   つまり、1番を決めた時点で行動している。決めてからやらないという選択肢はない。なぜなら他に方法はないからだ。そうすると、たとえそれが失敗だったとしても、「この方法論は失敗だったという結果を手に入れることには成功する」わけである。これはまぎれもない成功だ。失敗が分かればそれ以外の方法を試せばいい。また失敗したとしても、同じ失敗では無いはずだ。誰が同じ失敗をもう一度やろうと考えるだろうか。

 

   僕の場合は、毎日のおはらら、毎夜の𝙏𝙞𝙠 𝙏𝙤𝙠、日曜日の掃除機かけとリングフィットアドベンチャーである。あとは今やっているブログである。これは不定期ではあるが。

 

   やるべき事は見えないだろう。やるべき事は無数にあるからだ。そしてやらなくていい事も無数にある。しかし、人間に与えられた時間は有限である。まずは与えられた時間の中で何をするのが1番幸せなのかを全てあらいだす。そして、やりたくないけど、やるべき事を洗い出す。それらをすべて同じテーブルに乗せて出来ることと出来ないことに、分ける。そして、出来ることから1個ずつ試せばいい。ぼくはそうやって今の僕になった。出来ないことをわざわざやる時間など僕にはない。やれることだけに全振り。それが僕のやり方だから。

 

それじゃぁまたね*˙︶˙*)ノ"


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